「寄り添う心」を実現するために

昨日は特別講座⑫「両親とご先祖様の
ディープクレンジングヒーリング」
の第1回目でした。

ご参加くださったみなさま、
ありがとうございました。

今回、血でつながった系譜上にいらっしゃる
方たちを対象に、今を生きるみなさんの
苦悩に直接つながっている感情に
フォーカスしていきました。

どこまで迫れるかな~?と
時間ギリギリまで頑張ってみましたが、
終了時には、みなさんそれぞれ、お顔が
一段と輝かれていたように拝見しました。

日常の中で浮上する馴染み深い
重苦しくてどうにも拭いきれない、
何度も繰り返し浮上してくる思い。

自分は愛されない。
自分にはこの仕事はやり遂げられない。
自分でいることが辛い。
誰にも助けてもらえない。
自分自身を表現することが許されていない。
などなど。

実はそれらも、ご先祖様から受け継いだ
気持ちだったりすることがあります。

私たちの中には、ご先祖様が苦労して
獲得した才能や、磨きぬいた資質などの
素晴らしいギフトがある一方で、

ご先祖様たちもまたそれゆえに苦悩し、
格闘したけれどもどうにもクリアできずに
持ち越された課題のようなものもあります。

何代も何代も、クリアできなかった苦闘の
歴史があるんですね。

それが長いほどに、一族の中に色濃く
その傾向がみられるでしょう。

ご先祖様たちの中で誰もクリアできなかった
難題を、今みなさんが向き合い、取り組み、
格闘しているわけですね。

この日も、受け止めるのが容易ではない
様々な思い、感情をたくさん受け止めて
いかれました。

がっちり固まったしこりのような
エネルギーを、抵抗を緩めつつ
どうにかこうにか吐き出し、対話しながら
掘り下げ、感じていきました。

ご先祖様たちが逃げ続けてきたものは
何だったのか。

ここで自分がまたそこから逃げたら、
この先に生まれてくる子孫に対しても、
今自分が味わっているのと同じ苦しみを
引き継ぐことになります。

たとえ今生、子供を持つことがなかった
としても、これをクリアすることで、

その恩恵は自分自身の次の人生に持っていく
ことができますし、一族に計り知れない
希望をもたらすことができます。

そして、この血統に出会う人にも、
創造をはるかに超えた、良い影響を
及ぼすことができるでしょう。

今味わっているこの苦しみが、
自分だけのものではなく、

またこの取り組みの及ぶ広大な領域を
思えば、自ずと取り組みの姿勢は
より真摯なものになります。

たとえそのご先祖様がどんな人生を送ったのか、
詳細に分からなかったとしても、

「これと同じ苦しみを味わった方が
いることを、私は知っていますよ」
と心を寄せる存在があることが、
どれほどご先祖様のすさんだ心に安らぎを
もたらすのか、わかるでしょうか。

みなさんのなかにも、心が折れたあの時に、
ほんの少しでもわかってくれた人が
いたなら、私は今のようではなかった
と思う経験をお持ちの方もあるかも
しれません。

今、あなた自身が心を寄せる存在に
なれたら、浮かばれるご先祖様も
いるのです。

「あなたも、このように苦しかったのですね」
と、言うことができたなら、

実際、今を生きる私たち自身もまた、
癒されるのです。

ただし、その時は本当にその苦しみに
自分が触れている必要があります。
口先だけの言葉には、何の力もありません。

あらゆる苦しみ、混乱、憎しみ、怒り、
悲しみ、諍いのエネルギーを、
愛と調和、慈悲に転換するには、
相応の覚悟と決意が要るもの
だろうと思います。

どんな取り組みをするときもそうですが、
腰が引けていたり、恐る恐る
おっかなびっくりするワークでは、
なかなか核心や本質に迫ることは
できません。

最初から心を決めて取り組むことが
できなかったとしても、

少しずつ自身の心のノイズを統合し、
いずれはピタリと心を定めて能動的に
踏み込んでいこうとする
「気概」が欲しいものです。

逃げる気持ちをどこかで持ちつつ
後ろ向きに人生を生きるか、

現状がどうであれ、挑む気持ちで
前向きに毎瞬を創造するか。

多くの方が後者で在りたいと言いますが、
では実際にそうであるために
今何をどうすればそこに近づけるのか、
意識しながら自身を研鑽する
というプロセスを実践する人は
あまりいません。

自分自身をピタリと定めるためは、
現実を否定しないで受け止めること、
抑圧を含めて自身に嘘をつかないこと、
自分を閉ざさず、開いておくことも
実は大切な要素だったりします。

このあたり、いずれまた稿を改めて
書いてみたいと思いますが、いずれにせよ
こうした訓練を「積み上げていくこと」は
絶対に必要です。

それがあって初めて
寄り添う心、慈悲が実現できるのだろうと
思うのです。

今回、ご先祖様というテーマで取り組んで
みましたが、今後もどこまで本当に
寄り添うことができたか、歩みを止めず、
進めていっていただけたらと思います。

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