在るがままの自身の限界を認める

いやはや、すごい暑さですね。
名古屋では40度越えだとか。

ほぼ室内で冷房をかけて過ごしていても、
なんだか屋根や壁を通して太陽のエネルギーが
通り抜けてくるような錯覚を覚えます。

いらしてくださるクライアントさんたちも、
ご予約の変更やらでばたばた動いておりますが、
こういうのも水星逆行の影響かな。

ま、これはこれで調整ですね。

みなさま、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。

さてさて。

心も体も思うようにならないときも、
ありますよね。

そんなときも、自分の中の分離を整える
いい機会だと思います。

体が悲鳴を上げているのに、
さらに鞭打って無理してしまうと、
ますます心と体の乖離は大きくなりますし、

逆に、体や心の声に適切に応答していくと、
それだけでもものすごく安心感が
感じられます。

やらなきゃいけないことも山積みに
なっているかもしれませんが、

そういうときほど何を優先し、
何を後回しにするか、あるいは
捨てられるかを瞬間瞬間判断していく
訓練をするチャンスです。

抱え込んで動けなる人は、
優先順位をつけられていないことが
多いですね。

全部いっぺんにやらなければならない。
一つでも落としたら、自分がダメになって
存在価値がなくなる!とか思っている人も
いたりします。

普段は意識していなくても、
掘り下げていくと、ここまで強迫観念の
ようなものに駆り立てられているケースも、
決して珍しくはありません。

今は何を落とせないのか、
先延ばしにできることはあるのか。
誰かに助けを求められないのか。

何にもできないのなら、その状態を
受け入れて、自分が必要な休息を
罪悪感なくしっかり取るなど、

自分のキャパシティを認めること
も、すごく大事だと思うんですよね。

これが認められない人は、
あれもこれも抱え込んで、
自滅していきます。

今の自分の在るがままの限界を認めたら、
ダメになってしまうとか敗北してしまう、
みんなから必要ないと思われて居場所がなくなる
などと恐れていたりするのですが、

実際、誰しもにキャパはあるのであり、
どんなに自分に鞭打っても、
ダメな時はあります。

こういうタイプの挫折は、
自身のキャパを認めない人に
良く起こりますね。

拒絶したものは受容されるまで
繰り返し差し戻される
という法則の通りです。

人間は、1人で完結するものではなく、
必ず他者の助けを借りて生きるように
できています。

男女の関係もそうだし、
家族や友人たちとの関係、
地域のコミュニティだってそうですね。

固く自己完結しようとする人ほど、
開くように、開いて他者と交わるようにと
人生は促してくるでしょう。

限界を認めても大丈夫。
そこから無限の広がりが始まるのです。

他者と交わり、他者を受け入れ、
自分を開いてさらけ出し、
限界を超えて行くんですね。

その時に、自身のコントロールを超えた
何か大きな潮流の中に自分がいることに
気づくのでしょう。

自分という存在は、その潮流の一部だったと。

それは、自己完結しているよりも
遥かにエキサイティングで、
素敵な体験だと思います。

それも、在るがままの今の自分を
認めないことには始まりませんからね。

そうは言われても、認めることも
最初は恐いかもしれません。

頭ではわかっていても、
どうしても心が認められない
ということもあるでしょう。

そうしたら、抵抗の元にある
恐れの感情をそのまま捉えて、
これを統合すればいいわけです。

固く緊張した心に深く
命のエネルギーを送って
柔らかく解きほぐしていきます。

ひょっとしたら、幼いころに
誰かに言われた言葉が心に射さったまま
なのかもしれません。

エネルギー的に矢が射さったように
残っていることもしばしばあります。

そうしたら、それも引き抜いて
光に返してあげます。

抜いた後の穴には、
手を当てて自分で愛のエネルギーを
送って埋めてあげてください。

これだけでも、かなり楽になるでしょう。

頭ではわかっていても、でもできない
というとき、こうやって何段階かの
処理をして、物理的にできる状態を
整えていきます。

断裂した筋肉を無理やり思うように動かそう
としてもうまくいかないように、
心にもそれなりの構造的な対処の仕方が
あります。

だから、どんなにごり押ししようとしても
うまくいかないものはいかないですし、
整えてあげればすっと動けるようになる。

この硬直した心を柔らかく無理なく
動けるようにするにはどうしたらいいか?
という視点をもって、注意深く見ていったとき、
なすべきことが見えてきたりします。

だから、常に思いやりと慈しみの眼差しで
自分に向き合ってあげてください。

注がれた慈しみの分だけ、
あなたの心も開いて柔軟になり、
本来の輝きと美しさを取り戻していきます。

それこそが、あなたが最初に求めていた
ことではなかったでしょうか?

認められない、と硬直した心から、
あらゆる自身の側面を慈しんで、
心を柔らかくしていきましょう。

弱さもずるさも絶望も、
みんなあっても大丈夫なんですよ。

在るがままのあなたに、
溢れんばかりの祝福を!

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