地に足をつけて、自身の人生を祝福する

セッションの中で、
日々様々な方の意識の在り様に
触れていると、

本当にみなさん、1人として同じ方はいないな~と
毎回、興味深く拝見しています。

一人一人引っ掛かっているものも違えば、
反応の仕方も違うし、見たくないもの、
受け入れがたいものもそれぞれです。

そして、意識の使い方も、それなりに
そういう方面の修養をされてきた方は
やはりとても洗練されていますし、

はじめて自分の内面に向き合う方は
恐る恐る、これで合ってるのかな?と
不安げにされていたりします。

かと言って、必ずしも前者の方の方が
大きな解放が起こるとも限らず、
初心者の方の方がすんなりと
統合できてしまうケースもあったりします。

それはなぜかと言うと、
意識のコントロールの洗練された方は、
同じ力を抑圧に方にも向けることがあり、
そうなると玄人なりに余計に込み入った
抑圧をかけてしまうからです。

例えて言うと、子供のかくれんぼと、
手練れの忍者が全力で気配を消して
隠れているのの違い、とでも言えば
わかりやすいでしょうか。

とは言え、やはり自分自身に向き合う
感情解放ワークにおいては、
意識のコントロール能力は
あった方が良いです。

ワークを統合まで導いていく集中力や、
微妙な違和感に気づける洞察力がなくては、
自分で解放しようと思っても
なかなかに難しいものです。

どうしても詰めが甘くなって、
中途半端なところでうろうろして
しまいますからね。

私はセッション中、
いつもその方の意識がどこに
どんな状態であるのかを
じっと観察しています。

自分自身の体の中にしっかり意識が
在るのかどうか、

ないのであれば、どこに行っているのか、

どうして自分の体の中にいられないのか、
その原因は何なのか。

どうすればその原因をクリアにできるのか、
などなどを読み取っているんですね。

自分の体に意識がしっかり入っていない方は、
どうしても現実に地に足をつけてものごとを
考えたり行動したりすることができません。

人生の「現場」にいないので、
現状を適切に認識できないんですね。

だから、現状に見合った行動ができず、
どこかふわふわと地に足がつかない

夢見勝ちな在り方になってしまうのです。

なぜそうなってしまうのかと言えば、
「現場」であるこの世界にいることが
苦痛で仕方がないからです。

この世界を危険なところだと思っているので
いられない。常に逃避しているわけです。

こういう方は非常に多いのですが、
ワークでは、その逃避の元になっている
苦痛を明確に認識し、統合していくことで
この世界にいることの苦しみが
和らいでいきます。

多くの人はその苦しみに向き合うことが
難しいので、その元を認識すること自体が
ほとんどできずにいます。

けれど、ちゃんと向き合っていける方法も
ありますし、何より、自分に受け止めていく
だけの力が在るのだということを
思い出すことで、

それまで逃避し続けていた世界から
逃避しなくても済むようになります。

逃避していた方が楽だと思う方も
あるかもしれませんが、

逃避すること自体も、実は莫大なエネルギーを
毎瞬使っていることに気づいているでしょうか。

それがもう逃避しなくてもよい、
となれば、そこに費やしてきたエネルギーは
丸々もっと有効な目的に向けることが
できます。

何より、そういう在り方はシンプルで、
とても清々しく心地よいものですね。

自分の人生に戻ってきて、
地に足をつけ、大地のエネルギーを
しっかりこの体に満たして
生きていくことです。

この人生の、この世界の美しさに

心底、心を震わせることができるように。

自分自身の人生を、祝福できるように。

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