深い悲しみすら生き切ることのできる強さ

どんなに今、幸せそうに見える人でも、
人間生きていれば何かしらあるもので、
心の奥には人に見せない、様々な思いが
あるものです。

辛すぎる気持ちを受け止めきれずに
フリーズさせてしまって、なんとか
今を生きている人もいるし、

辛いということを感じる暇がないように、
やたらと日々を忙しくして感じないようにして
生きている人もあります。

このブログでも繰り返し書いてきているように、
そうやって生き切られずに固まっている
感情のエネルギーは、そのままでは消えることは
ありません。

人生をまたいで、来世まで持ち越すことも
しばしばあります。

感情解放のセッションで過去世のストーリーが
出てくるのは、このためです。

様々な感情の中で、今日取り上げてみたいのは、
深い悲しみです。

深い深い悲しみを、がっちり心の奥深くに
封印してしまって、容易に出てこないという方、
結構多いんですよね。(^^;

自身の悲しみを否定して、あるときから
自分は決して悲しむまい、と心に深く誓っている
こともあります。

そして、深く傷ついた気持ちを怒りに転換して、
生きる原動力にしていたり。

こういうケースは何重にも悲しみを統合することから
遠ざける要因が重なっています。

怒りを人生の原動力にしている場合は、
怒りがなくなってしまったら、
人生の原動力がなくなってしまいますから、
しばしば怒りを統合することを躊躇される方が多いです。

ですので、怒りが固定されてしまう、ということは、
怒りの元であった悲しみ(傷ついた気持ち)も
固定されてしまいます。

さらにここで、悲しむことを自分に禁じているので、
ますます悲しみに触れることが難しくなります。

こういう悲しみを統合していくには、
色々なアプローチはありますが、

人生の原動力を怒りから他のものに転換していくこと、
(たとえば喜びやワクワクなど)。

そして、悲しみを禁じるに至った動機を
明らかにし、禁止を解除して再び悲しみを
生きることを自分に許すこと
などがポイントになるかと思います。

悲しみもそうですが、
どんな感情も、その存在を認められ、
適切に表現される権利を持っています。

存在を否定され、表現を抑圧されることほど、
気持ちのカケラ君にとって辛いことはありません。

もし自分がそうだったとしたら、
どうでしょう。

両親から、自分がいないことにされ、
暗くて狭い部屋に閉じ込められて
泣くことも叫ぶことも、笑うことも
禁じられたとしたら。

気持ちのカケラ君を抑圧する、ということは、
彼らに対してこういうことをしている、
ということなんですね。

自分がされたら、それはとんでもなく
非人間的な行為だし、やってはいけないこと、
虐待だと思うでしょう。

でも、自分のカケラ君に対しては、
当然のことのように平気でやりますよね。

そこを改めていきましょう、
というのが感情解放ワークの趣旨です。

なぜ、自分が悲しんでいるということを
認められないのでしょうか。

泣き叫ぶことを、禁じているのでしょうか。

何も、マンションの一室で隣近所の迷惑を
顧みずに狂え、と言っているわけではありません。

心の中で、サイレントシャウトしたって
良いわけですからね。

自分の感情を抑圧することの理由の多くは、
自分がダメになってしまいそうだと
信じていることです。

でも、泣き崩れても、絶望に打ちひしがれても、
永遠にそこから出られなくなるわけでは
ありません。

セッションで、本人にどのくらい泣き崩れて
いるだろうか?一年くらい?もっと長いだろうか?
と聞くと、大抵の人はずっと短くて、
3日くらい、いや、半日くらいかな、とか言います。

半日泣き崩れているのと、来世まで持ち越すのと、
どっちがいい?と聞くと、半日泣きますって
ほぼ全員が言いますね。笑

実際、その程度のものなんです。
それを、この世の終わりのように信じ込んでいる
というのが私たちの思い込みなんですね。

泣くだけ泣いたら、後は上がるだけです。
自分がダメになってしまうことはありません。

ただし、多くの人が辛いことがあって、
泣いても泣いても終わらずに、どんどん
ドツボにはまっていく経験をされているのは、
感情に没入しているからです。

これだといくら泣き叫んでも完了はしませんので、
正しくポイントを押さえたワークのやり方で
する必要があります。

体も置き去りにしないで、命の呼吸を
しっかりしながら、心と体と魂をぴったり
合わせたところで感情を生きる、ということですね。

これさえできれば、辛い感情を生きることは
そんなに恐いことではなくなります。

気が狂うということもありません。

根深く、ボリュームの大きな感情は、
最初はやはりサポートを受けた方がいいとは思いますが、
一日も早く、カケラ君を非人道的な境遇から
解き放ってあげてください。

それはすなわち、自分自身の幸せに
つながっていくことでもあります。

自分の悲しみ、弱さから逃げない強さこそ、
本当の強さです。

伸びやかに、力強く、自分自身の在るがままの
気持ちを生きましょう。

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