今回は遠方よりご参加くださった参加者の方より
ご感想はお送りいただいたのですが、
掲載許可はいただいていないので、
私の報告をもってかえさせていただきます。
今回参加された方は、2つのテーマについて
回答を得ることを希望されていました。
それを踏まえたうえで、ワークを進めていきましたが、
正直に結論から言うと、そのどちらに対しても
回答を得ることなくお帰りになることになりました。
その点、私の力不足で
申し訳ないことでした。
基本、ワークでは、希望のテーマがあっても、
それを踏まえたうえで
「今この瞬間から差し出されているもの」
を丁寧に拾っていくところから、
掘り進めていきます。
潜在意識できっとこれが糸口だろう、
という直接的なところが必ずしも
核心ではないからです。
ただ、最初にテーマを設定して、
それを信頼して進めていけば、
余程のことがない限り、
求めていたテーマの答えは大体出てきます。
そして、そうなるための必須条件が、
「本当に感じていること」を表現することなのです。
「頭で考えたストーリー」では、ワーク自体が
正しく導かれなくなってしまうので、
何とか「本当に感じているもの」を引き出すべく
様々なアプローチを重ねてみましたが、
今回はこれを引き出すことがなかなか難しくて
私の力及ばないところでした。
頭で考えた思考から来ている答えと、
本当に感じているところからの答えでは
そのエネルギーの響きが全く違います。
そうして、本当に感じているところからの答え
だけが、真に癒しに導きます。
一般に、思考は本当に感じていることに
様々な理屈をつけて抑圧し、変質させてしまう
ことがあります。
また、その理屈が社会通念で「正しい」とか
「常識的である」「理に適っている」というもの
であるほど、余計に本当に感じていたものを
変質させてしまう力は大きくなります。
また、単純にふたをするような抑圧よりも、
微妙なグラデーションのかかった抑圧は、
さらに識別が難しくなります。
今回、なかなかワークがかみ合わず、
ご希望に添えなかったことは大変残念ですが、
もっと違ったご提案ができればよかったな
と思い、これは反省点です。
今後、いただいたご意見など
謙虚に省みて、精進して参りたいと思います。