丁寧に本音に耳を傾ける

心の内側を掘り下げていくと、
誰しも、自分でも驚くような思いを
持っていることに気づくことが
あると思います。

大好き!と思っていた人を、深いところでは
実はものすごく憎んでいたとか、

絶対に必要だ、と信じていたものが、
実は案外必要としていなかったり、

これこそが天職だ!と思っていた仕事が、
本当は好きじゃなくてもっと違うことをしたい
という欲求があったり。

そんな思いを自分の中に見つけて、
戸惑ったり驚いたり、自分が知らなかった
他人の横顔を見るように、不思議な気持ちに
なるのです。

でも、実はそういう思いにどこかで
気づいていた、と思うこともあるでしょう。

ただ、認めたくなかったのかもしれません。

認めてしまったら、今の現実生活を
大きく転換しなければならなくなるから。

そのことに、踏み出す勇気が持てなくて、
本当の思いを飲み込んでしまう。

そして、何ごともなかったように、
これまでの生活の続きを生きていく。

そんな歩みをする人も、あるでしょう。

けれど、本当の思いは、蓋をするほど
声は大きくなっていきます。

違う!そんな生き方をしたいんじゃない!
ってね。

それでも、恐れに基づいた行動パターンで
さらにきつくフタをしていくと、
だんだんと自分が歪んでいきます。

感覚が麻痺して、本当は自分は何をしたかったのか、
何を感じていたのか、大きな人生の選択だけではなく、
日常のちょっとした選択も、自分の欲求から
できなくなってしまうのです、

そのくらいに、感覚を麻痺させ、自分を歪めないと、
本当の思いに知らぬふりをして生きていく
なんてことができないからです。

けれど、
そんな代償を払ってまで継続させるだけの価値が、
本当に今のその選択にあるのでしょうか?

見知らぬ道の世界に足を踏み出すことは
確かに恐いものです。

本当に生活の根幹にかかわるベースのところを
変えなければいけないとなったら、
その上に成り立っているすべてが崩れてしまいます。

でも、このまま行っても、先がないのは
どこかでわかっているのではないでしょうか。

まだ大丈夫!先はある!と思えるなら
行き詰ってどうにもならなくなるまで
続けてみると言うのもアリだと思います。

ひょっとしたら、先はないと思えていた道に、
結構先はあるのかもしれませんし。

ただし、どんな選択にも結果はついてきますので、
その結果からは逃げない、という覚悟はもって
選びたいものだと思います。

自分に向き合う作業を続けていると、
しばしばこういう問題にぶち当たるわけですが、
ここで「どうするの?」って問われるのです。

「え?何の話?わからないし」といって
すっとぼけて(本人の自覚はないかもしれませんが)
する~っと逃げていく人もあるし、

真正面からぶつかって、ジタバタもがきながら、
どうにか道を拓いていく人もあります。

あるいは、ぶつかっても、何度も何度も
越えられずに失敗して、しばらく保留
になる人もいますね。

まぁ、それもよし、と思います。

もう無理!と諦めて、
思いっきり遠くに放り投げても、

どうしても取り組む必要があれば、
否応なくまた戻ってきますからね。

私もよくあります。

え~、無理って言ったのに~。。。
とかね。(^^:

で、渋々もう一度拾い上げて、
どうしよっかな~、とか手の上で転がしてみて、
取り敢えず諦めるのはやめたけど、
まだ保留中って感じで。

こういうときって、
自分がどう在りたいのか、
今の自分はそれに対して何ができていないのか、
というところを改めて整理して見ると
良いのかもしれません。

大抵は、何を決めていないのか、
ってところなんだろうとは思うのですよね。

未知の世界に足を踏み出す決断をしていないとか、
自分はこのように在る、ということについて
コミットメントしていないとか。

ビジョンが明確でないのです。

だから、今の自分に何が足りてないのかが
見えてこない。

見えてくれば、それに対してやるべきことを
やって行けばいいだけですからね。

ビジョンを明確にするには、
自分が進みたい方向性に対して、
頭だけじゃなくて、気持ちがついてきているかどうか
というところも重要なポイントです。

頭でやった方がいいのはわかっているけれど、
でも決断できない、という方も多いのですが、

そこには、「やりたくない」という反対の思いが
あったりするのです。それを、認めることが
実はとても大切なことだったりするんですね。

進みたい方向とは逆で、障害のように思ってしまうと、
「やりたくない」なんて言わせないぞ!って感じで
抑圧してしまいがちです。

でも、その気持ちもちゃんと拾って耳を傾けて
あげないと、実は余計に前に進めなくなって
しまうのです。

なぜなら、やりたくないにも、やりたくないなりの
理由があり、事情があるわけです。

そこに、進むための重要な鍵があるので、
素直に耳を傾け、適切に応答することで
難しい障害も解いていくことができたりします。

やりたくないことを、やろうとすること自体に
どこか執着がないかどうか、という視点も
あるかもしれませんね。

まぁ、いずれにせよ、
本音に丁寧に耳を傾けることは
自分の在り方を整えていくためには
とても大切なことなのです。

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