自分を愛することの学び

よく、自分を愛することが大事
と言いますが、自分を含め、
様々な方々を拝見していて
思うのは、

その愛は、多くの場合
「条件付きの愛」になっている
ということです。

どういうことかというと、
理想の自分になったら、
愛せるだろうけれど、
今のままの自分ではダメだ、
と思っているということです。

理想の自分になることに
すごく執心して、なかなかその理想への
執着を手離すことが出来ず、
自分にダメ出しばかりしてしまう。

多分、ほとんどの方が
うんうん、確かにそれやってるよね、
って思われると思います。

在るがままの自分を愛することが
大切なのは頭ではわかっているけれど、
いざ自分に向き合うと、
理想とは程遠い自分に失望し、
こんな自分を愛するなんて無理、
となってしまうんですね。

その無限ループを繰り返して、
自分で自分をボロボロに傷つけている
方たちを多く見てきました。

その思いも、わからなくはありません。

どうやったらこのループから抜けられるのか、
ポイントをお伝えしていきます。

まず、理想に執着している人は、
根本的な思い違いをしているということを
指摘しなければなりません。

なぜその理想を達成しなければいけない
と思っているのかと言うと、
今自分が感じている苦しみは、
このダメな自分のせいなのだ、
と思っているからです。

だから、ダメな自分のままだと、
永遠にこの苦しみから抜けられない。
それは耐え難いから、何としても
このダメな自分を変えなければならない
と思っているわけです。

けれどこれが根本的な勘違いで、
その苦しみは、自分がダメだから
生じているのではないのです。

では誰が悪いのかとか、
そういう話ではなく、
それは誰のせいでも、もちろん
自分のせいでもなく、

その犯人を捜すのは、責任転嫁というものです。

本当は、自分の中に湧き起こる
その苦しみを、ただこの心と体で
じっと受け止め、昇華・統合させれば
良いだけなのです。

とは言え、
普通はその苦しみに意識を向け、
触れるだけでもとても辛すぎるので、
なかなかそこに留まることが出来ません。

ただ、もしそれが本当にできたら、
理想とは程遠い自分も、
在るがままに受け入れ、
愛することが出来るようになります。

必要以上に人目を気にする人は、
人から責められるとか攻撃される、
拒絶・否定されるなどのイメージを
持っている人が多いです。

このイメージはどこから来ているか
というと、実際にそういう体験をした
ということもあるかもしれませんが、

根本的にはそのイメージは鏡であり、
自分が自分自身を、そのイメージの相手が
責めてくるそのポイントにおいて、
相手と同じように自分に接している
ということを意味しています。

自分が自身にしていることを
相手に投影して、周囲の人はきっと
自分をそのように扱うだろうと
見ているわけですね。

だから、いくら相手に気に入られようと
努力しても、根本的に自分の自身に対する
態度を改めなければ、

そのイメージ通りの現実を
何度でも再現してしまうのです。

鏡に映っている像を変えようとするのは
無意味で、映している元の在り様を
変えれば、鏡の像は自然に整っている
ということを理解する必要があります。

この感覚が腑に落ちるまで、
なかなか難しいんですよね。

どうしても、目の前の相手を
コントロールすることが止められない。

でも、徹底して自分自身に
取り組むしかありません。

自分が自分を条件付きで愛している
という事実が、いかに人生を
苦しいものにしているか。

私たちはしばしば、
親や愛する人に、在るがままの私を
受け入れてほしい、愛してほしい、
認めてほしいと願っています。

けれどそれは、
自分自身に受け入れられず、
愛されず、拒絶されている
内なる気持ちのカケラ君たちの
自身に対する切なる願いでもあります。

少しずつ、
受け入れ難い自分の側面によって
浮上させられる苦しさを統合して
行きましょう。

そのことの積み重ねが、
懐深い人間に自分を作っていきますし、
自分が生きる世界を温かく、
愛に溢れたものにしていきます。

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