感情解放ワークの段階

先日、何がきっかけだったのか
突然言いようのない疲労感に襲われて、
浄化の手法などあれこれやったのですが、
それでも半日くらいずっとその重たい
疲労感が抜けませんでした。

夜になって、もうどうにかするのをやめて、
その疲労感に全身を預けてみました。

すると、ハートの奥から虚しさやら
絶望感やら無力感、惨めさなどがどっと
出てきました。

私はただただそれをこの体で
そのまま生きようと思い、出てくるままに
丁寧にそれを味わっていました。

すると、何をやってもどうしても
抜けなかった疲労感が、その瞬間から
ふっと軽くなっていきました。

あぁ、これだったかと思いつつ、
私はかつて、こんな思いや感覚を感じながら
死んでいったことがあったのだろうな、
と何となく思いました。

自分のやって来たことも、この体、思いも
すべてが無意味で、まるでぼろ雑巾のように
価値のないもののように思いながら、
ぐったりと心も体も鉛のように重たい
疲労感の中で死んでいったのですね。

しばらく、ぞの虚しさや絶望感などを
感じていたら、その奥から慟哭や悔しさ、
悲しみも出てきました。

ハートにはべったりと何か嫌な感じのする
エネルギーが貼りついていて、
重いような痒いような気持ちの悪い感じ
だったのですが、

その感覚に声や言葉を与え、
思うままにサイレントシャウトで
心の中で叫び、存分に動き暴れさせて
みました。

そんなプロセスを丁寧に生きてみたら、
30分ほどで随分とすっきりしました。
酷かった疲労感はどこにもありません。

感情解放のワークを進めていくと、
こう言うこともあるんですね。

きっかけがあるときもあるし、
とてもリラックスして心のタガが
外れているときに不意に出てくることも
あります。

かつて受け止めて生きることのできなかった
様々な未完了の感情や思いが、完了するために
浮上してくるのです。

もちろんそれは、その人が十分に
受け止められる力がついたときに
初めて出てこられるもので、

それまでは、心の安全弁によって
注意深く封印されています。

深いところで「もう大丈夫だろう」
というお墨付きが出ると、その安全弁が
外れてようやく完了のプロセスめがけて
ボコッと出てこられるようになるわけです。

ワークを始めたばかりの頃は、
とにかくあふれかえる未完了の感情に
次々に対応していかなければいけない
段階があります。

それもそれでなかなかきつかったりするのですが、
そういうものが一段落すると、今度は
最初のときほど分かりやすくはない、
微妙なレベルの感情に対応していくようになります。

分かりやすくはないので、この段階では
しばしば、いつの間にか飲み込まれている、
ということが多いでしょう。

かつてほど重苦しい感情のエネルギーに
悩まされることはなくなっているでしょうが、
それでも根強く残る感情にてこずることも
あるでしょう。

そうして段々と感情を受け止める自身の器が
大きく育ってきます。

そうなると、深~いところに封印されていた
とてもとても受け止め難かった辛い気持ちが
「もうそろそろ出ていってもいいだろう」
ということでジワジワ登場してきます。

こんな風に、それぞれの段階で
それなりの難易度の課題に向き合っていく
ことになります。

けれど、やっていくほどに
「対処不能なモンスター」と言うような
感情に対する恐れはなくなっていきますし、
感情の質感も、すごく違ってくる
と思います。

ただ、気づいて、適切に応答していけば
いいだけのものであり、後はいかに
気付けるか、というだけになるからです。

身体の違和感や痛みなども
感情のエネルギーには非常に関係しているので、
今回の例のように、単に体を使いすぎたから
というわけではない原因があったりもします。

だから、身体のその感覚とよく対話して、
「当事者」の声を聞くことが大事なんですね。

そうでないと、きっと目が重いのは
パソコン作業を良くするからだ。
目薬でもさしておこう、といった具合に、

頭で考えた対処法をすること自体が
全く的外れな対処の仕方になってしまう
ことがあるのです。

もちろん、物理的に疲れているときも
あるでしょう。でもそうでない場合もあるので、
「当事者」にきちんと確認することが
大事です。

多くの人は、俗にネガティブと言われる
感情が自身の内に浮上してくると、

それを感じまいとして無理やり自身を
鼓舞したり分離させて抑圧したり
ということをよくします。

でも本当は、そのまんまの感情をじっと
味わい、この心と体で生きてあげれば
す~っと消えて行きます。

とてもシンプルなことです。

ただ、そのプロセスが耐え難い、と
思ってしまうのですね。

自分が壊れてしまうとか、
立ち上がれなくなってしまうとかね。

ワークをしていても、あと一歩のところで
そういう感情や感覚を受け止めきれず、
未完了となって残してしまう人は
多いですね。

何度やっても同じものが出てくる人は、
完全にその感情に触れていないのです。
だから終わらない。

絶望すること、悲嘆に暮れること、
混乱すること、虚しさを感じること、
悔しがることなどなど。

あなたは自分に、どこまで許せますか?

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