生きながらに死んでいる人々

今日もお知らせから。
今月末の31日から4月2日まで
サロンはお休みをいただきます。

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いつも通り24時間以内に差し上げますが、
込み入った内容のお問い合わせなどは
戻ってからになるかもしれません。

ブログは通常通り毎日更新します。

さて。

感情解放のセッションをしていると、
たまに、「生きながら死んでいる人」に
出会うことがあります。

普通にお話をして、応答もできて
日常生活も送っているのですが、
心が生きることを拒絶して、
自分の人生を生きていないんですね。

一口に「生きながらに死んでいる」と言っても、
人によって様々な死んだ状態があり、
一様ではありません。

ある方は、魂の一部が「根の国」(死者の国)
の住人になっていてなかなか戻ってこようと
しませんでした。(最終的には戻られましたが)

また別の方は、大切な人の死とともに
自分の心も死ぬことを決め、
生きることを拒絶されていました。

そして深く自分の心に複雑な封印をかけて、
一人では容易に出てこられないように
してしまっていました。

また、ある方は生きることの耐え難い苦しみに
ダークサイドに魂を売ってしまわれ、
まどろみの中に恍惚と溶けていました。

あるいは、先日もお伝えしたように、
自分の中に「死にたがっている人」の御霊が
入り込んでいて、その思いに飲み込まれて
自分を見失っているケースもあります。

このように、人それぞれ、
生ける屍のなり方が違っているので、
よ~く背景を掘り下げて対処していかないと、
正しく自分の人生に復帰できません。

いずれにせよ、「死んでいたい人」は、
そもそも自分の人生に復帰したがらないので
戻って来ようという意欲自体がないことが
ほとんどです。

戻ってしまったら、
もう二度と味わいたくないと思うような
ひどい苦しみを味わうことになる
と思っているわけですから、
それも当然です。

そういう人たちにとって、死は
完全に安らかになれるわけではないけれど、
少なくとも、あの苦しみを感じなくて済むのは
代えがたい魅惑的な世界なのです。

そういう世界にまどろんでいる人は、
独特の空気感がありますね。

今生や、別の人生で
自ら死を選んだ経験の記憶を持っている
人も結構います。

何度も繰り返しているのでしょうね。

ということは、生まれたときに既に、
自分を閉ざした状態で、
生きることを拒絶しながら
この世界に生まれ出ているということでも
あるわけです。

そういう状態でありながらも
生まれてきたということは、今生では
どうにかして死にながら生きている状態から
復帰しようとチャレンジをしている
ということになるでしょう。

本人がどのくらいこのチャレンジに
エネルギーを振り絞れるか、
ということもありますが、

人生に戻って来ようとするのなら、まず
どうしても生きたくないと思うほどの
苦しさを受け止め、癒し、統合していく
ところから始めます。

これは、ある程度段階を踏んだ
プロセスになることが多いです。

解放され、揺り戻し、また少し
生きる気力が戻ってきて、
また残っている辛さが出てきて、
ということを繰り返しながら、
心の奥底に沈んだ苦しみのチャージを
クリアにしていくんですね。

ある程度、受け止めて統合していける
心の器が育っていないと、
とても受け止めきれない大きな心の傷
があるので、その心の器が育っていく
プロセスがあるからです。

心が引き裂かれるような痛みも、
在るがままに通過させていけるくらいの
自分になれたとき、やっとそういう痛みが
浮上してくる、ということもあります。

泣き叫びたいのなら泣き叫び、
震えたいのなら震え、
崩壊していくのなら崩壊させていく、
ということを、我を見失わずに
通過させていくのです。

それまでは、そうなってしまったら
自分はお終いだ、などと考えていたかも
しれませんが、実際はそれで終わりでは
ありません。

この自分という命の旅路は、
まだまだ続いていくのです。

その命の旅路から離れないでいることで、
そうした体験も、通過していけます。

そうして、後戻りのない癒しと変容が完了し、
命は生き生きと生気を吹き返して、
生きる喜びが心と体を満たすでしょう。

泥沼の様な死の停滞したまどろみは、
真の安住の地ではありません。

本来の死は、命の旅路の一つの区切り
に過ぎません。

死は再生とセットであり、
停滞したまどろみの死は、再生を拒否した
逃避のための踊り場のようなもの。

いずれは本来の命の旅路に
戻っていくときが来るでしょう。

そろそろそのまどろみにも飽きた、
という方は、踏み出してみてはいかがでしょうか。

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