完璧主義な人の心の奥にある恐れ

完璧主義とか理想が高いとか、
私自身もその傾向が強かったので、
わかるわぁ~って思うのですが、

誰もそんなこと要求してないのに
自分で勝手にハードルを上げまくって
ドツボにはまるという、なんとも
生き辛い生き方であります。

まぁ、そういう傾向も年を取るに従って
現実を知るとか、そんなにハードル
上げなくてもいいんだ!という気付きを
重ねてきたので、大分緩んできました。

こうするべき!
そうで在らねばならない!
という思いは強い信念となって、
自分自身を支えても来ましたが、
ときにそれは諸刃の剣で、

自分自身も傷つけ、
また他者への問答無用のジャッジメント
にもなり、すごく世界を狭くしていた
かもしれないな、と思います。

今は、どうしてその人は今そのように
在るのだろう?というところから

人を見ることが多いので、

その人の背景から内面心理などまで
じっと観察して、その人の在り方の
必然性から行動を読み解き、
理解するようになりました。

そして、その人の言動に様々に反応する
自分自身を観察するのも日課で、

自分はどうしてこの人のこの言葉が
嫌なんだろう?とか、こうされると
悲しかったり悔しかったりするのだろう?
とか、自分自身を知るきっかけにも
しています。

相手のその行動が絶対に許せない!
と思うとき、自分の基準では、
そういうことをしない、あるいは
するのが当たり前で、
普通以前の常識、大前提なんですね。

ではなぜ、そうでなければならないのか。

世の中、それが当たり前でない状況や
別にそれほどこだわっていない人なども
結構いたりします。

けれども、自分はどうしても許容できない
というところに、自分固有の何かの要素が
あるわけです。

何かしら感情をかき乱される出来事が起こると、
私たちはとかく、それは相手のせいだ、
その出来事のせいだ、と自分の感情の責任を
外側に求めがちです。

けれど、実は反応をしている自分自身の側に
要因がある、とはなかなか思わないのが
ミソなんですよね。

これを反転させて、
自分の中にある要因に目を向けるのが
感情解放ワークのベースになっている
世界観です。

ここが反転すると、
それまで読み解けなかった
意味不明、理解不能な出来事の数々の
理由が深く腑に落ちてくるということが
たくさんあります。

先の完璧主義の話に戻ると、
なぜ完璧にこなさなければならないのか。

もし完璧にできなかったら、
何が起こるのか、というところを
掘り下げていくと、

本当のところ、自分が何を恐れているのかが
見えてきます。

誰かに認めてもらえない、
評価されない、
恥をかく、
愛されない、
必要とされない、
無力感、無価値感に苛まれる、
優越感を感じていたい、
見離される、
などがオーソドックスなところでしょうか。

だから、認められ、評価され、
必要とされ、愛され、自分の存在価値を
確認し、孤独にならないために、
絶対に完璧にこなさなければならない
と自分を駆り立てていたのかもしれません。

子供やパートナーなどに完璧を求めるのも、
自分が恥をかきたくないとか、
世間に対して良い顔をしたいとか、
楽をしたい、良い思いをしたいなどの
動機からかもしれません。

結局は、自分自身の心の隙を
相手に埋めさせようとするが故の
行動なんですね。

完璧を求める側も、求められる側も、
実はこの全く同じ心の隙によって
引き合っている部分があったりします。

心の隙というのは、
自分が最もそうなりたくはない、
と恐れているもの、と言い換えることが
できます。

そして、恐れは過去の痛みの記憶
でもあるので、その部分の心が
傷ついて、痛んでいるんですね。

その傷を癒してあげると、
恐れは緩んで、大丈夫、何とかなるさ!
という良い意味での楽観、大らかさが
持てるようになります。

そして、自分自身にも他人にも、
恐れからの反応ではなく、
もっと寛容に、思いやりを持って
接することができるようになります。

ガチガチに完璧主義で自分を縛って
苦しいのがわかっているのに
どうしても緩められない、という方は、
ぜひ傷ついた自分の心を
お迎えに行ってみてくださいね(^^)

関連記事

お知らせ

●満月のオンライン瞑想会
2024年
4月24日(水)19:00~22:00
5月23日(木)19:00~22:00
6月22日(土)17:00~20:00
・・・
●もしこちらの新サイトのブログが更新されてなかったら、 以下のミラーサイトをご確認ください。
・・・
アメブロ
https://ameblo.jp/25258pkou/entry-12734758809.html
・・・
gooブログ
https://blog.goo.ne.jp/25258pkou

最近の記事

  1. どんな土にどんな種を蒔くのか

  2. 今この瞬間に満ちてくるもの

  3. 最も逃げてきたものに対峙する

  4. 味わい深く枯れる

  5. 第700弾 無料遠隔ヒーリング

カレンダー

2022年9月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
TOP