終わらせることで新たに始まるものを迎える道理

人生はバイオリズム。
絶好調の時がずっと続くわけではなく、
必ず下がるときは来るし、下がりっ放しで
上がらないということもありません。

(え?誰?そこで自分の人生、
ずっと谷底続きなんだけどって
呟いてる人!)

何だか調子が悪いな、と思った時、
辛いのは、なぜ調子が出ないのか、
自分が一体どんな状態で、
どうなってしまったのか、
わからないことじゃないかと思います。

自分の状態やその理由がわかれば、
次にどうすれば良いのかわかる
のでしょうが、

それがわからなければ
手の打ちようもないし、
先も見通せず、不安と焦りが募ります。

ケースバイケースで、
運気が落ちていくときの理由も
人それぞれですが、

今回はある一つのパターンについて
お話してみようと思います。

何かものごとを積み重ねてきて、
それがある程度の形になり、
割といい感じで安定してきたとき、

そこでこの安定を維持したい、
と思って無意識にもそれにしがみついて
前に進む歩みを止めてしまっている
ことがあります。

人生はその間にも、
次のステージに上がるための
様々なサインを送っていますが、

現状の安定への執着と
変化していくことへの恐れから、
うまくそれに応えられなく
なっていたりします。

そうなると、これもまた
無意識のレベルで、自身の努力を怠り、
安定を支えてくれると思える何かに
しがみつこうとしてしまったりします。

こうなるともう既にその人は、
沈みゆく船のようになっていて、
それまではちゃんと自分を
ささえられていたのに、我を見失い、
自分を支えられなくなってしまいます。

そこから体勢を立て直していくには、
もう一度基本から見直し、凡事徹底で
慢心からおざなりになっていたところを
修正して、崩れた土台を立て直していく
ことが必要です。

自分はできていると思っていても、
慢心で我流に流れ、ぐずぐずに
崩れてしまっていることもよくあるし、
本当にはわかっていなかったことも
あるでしょう。

建て直しの作業の中で、
調子の良かった時には気づいていなかった
何か大切なことに気づくこともあり、

一度谷に降りて上がるプロセスも、
悪いことばかりではありません。

そういうことを無数に繰り返して、
人は磨かれていくんでしょうね。

そうしてまた次のタームが
始まっていきます。

人生に節目というのはつきものですが、
なぜ節目があるのか。

節目が無く、ずっとずっと一定の
成長を延々続けていければ良いのでしょうが、
この宇宙は諸行無常の理で
遍く運航されているので、

興ったものは滅び、
栄えたものはやがて衰えて行くのが
道理です。

だからこそ、
生きながらいったん終わりにする、
という段階が必要になるわけで、
それが節目なのです。

勢い盛んに成長したものが衰え、止まる。
そしてまた新たに始まるという
このサイクルを繰り返すことで、
宇宙は永遠の命を生き続けているのです。

だから、終わらせること、
節目を越えていくことを恐がって
衰えて行くものにしがみついていると、
淀み、やがて枯れていきます。

移りゆく自分のステージを
在るがままに受け入れ、
終わっていくものを手離し、
始まっていくものとともに
流れていきましょう。

去っていくものや、
過去の栄光しか見ていないと、
今ここに在るものが見えません。

今必要なものは、
今ここに在ります。

今を受け取らないでいると、
今ここを生きている自分を
見失ってしまうのはそのためです。

我を見失った時、
戻ってくるべきは、
今ここ。この自分です。

お留守にしてしまった
自分自身に戻っていくんですね。

バタバタ焦って
さらに深い迷路に迷い込む前に、
まずは自分に戻って、

中途半端に放り出したまま
になっている、自分自身の道を
丁寧に歩むことです。

在るべき時に、在るべき場所にいて、
為すべきことを為すこと。

ここから、
外れていた歯車が回り始めます。

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