力を発揮する在り方

試練は人を磨く、と
ことあるごとに思うのですが、
継続してサポートさせていただいている
クライアントさんたちを拝見しても、

スランプがあったり
アクシデントなど状況的に大変な
出来事に見舞われたりした中で、

必死で力を振り絞って対処、応答する
というそのこと自体によって、
普段は眠っている力が汲み上げられている
と感じることがあります。

思うように力が出せない、
自分自身を取り戻せない、
という時でも、

そこからどうやって立て直していったか
どのように乗り切っていったか、
という経験は、人生において得難い
貴重な宝になるでしょうし、
自信にもなっていくでしょう。

幾度もの試練を越えた人だけが持つ、
頼もしさ、危機に直面したときの
不動心や安定感は、傍から見ていても
何とも眩しいものがありますよね。

とかくフラフラと迷いやすく、
動じやすい自分なので、
願わくば、私もそんな不動心を
身につけて行きたいものだと
切に思います。

どんな分野であれ、
道を探求する者にとって
避けて通れないのは、
いかに自分の限界を越えていくか
ということではないかと思います。

自分の弱いところ、
色々ありますよね。

ありすぎてどこから手を付けたら良いか
見当もつかなったりもしますが、
全体的な技術や体力などの
ベースアップの部分と、

ここ一番、というときの
ギリギリの限界値の底上げ
の部分があるかと思います。

前者は毎日のルーティン故に
惰性に流れやすく、
負荷は大したことなかったとしても、
丁寧にやり続けるのは
それはそれで結構大変だったりしますよね。

だからこそ、継続できるというのは、
すごいことなんだと思います。

そういう下地があったうえでの、
ここ一番で発揮される力があるわけですが、
逆に言えば、ここ一番を想定した
積み重ね方をしていなければ、
発揮される力もそれなりかもしれません。

何のためにそれをしているのか、
という意識は、惰性で消えてしまいがちですが、
そんなとき、そのいざという時を
体験することで、気づくことは多いですよね。

できていないこと、自分に足りないもの、
目指すべき方向性など。

特に、自分よりもずっと先を進んでいる
一流の人に接するのは、その驚嘆すべき技術
もそうだけれど、何気ない時の在り方、
意識の使い方など、学ぶべきところが
盛りだくさんです。

一流の人は、ちゃんとしかるべきときに
そこそこのレベルの力が発揮できるような
在り方を、普段からしています。

目立つときだけちゃんとしている
わけではないのです。

その人なりの哲学や理論という
裏打ちがあるから、
薄っぺらくないですしね。

実際に生きたその人の側にいて
間近にその息遣いを感じられたら
それは素晴らしいことですが、

様々な記録や遺物、その人が生きた場所に
実際に行ってみて、その人生に思いを馳せる
というのも、時空を越えてつながるものが
あるように思います。

今周囲に、学びたいと思う人物がいなくても、
この世界にはたくさんの偉人たちが
生きて遺したものの痕跡が
そこかしこに残されています。

求めれば、そうした思念が語り掛けて
明かしてくれる秘密も、
あるのではないでしょうか。

縁あらば。そして、今のこの自分が
その秘密を明かされるにふさわしい
状態にあるのかどうか。

今この瞬間にいかに生きるか。

時代が大きく変化していくこのときに、
今自分にできる精一杯のことをして、
力を発揮していける自分で在るように
備えておきたいと思うのでした。

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