「これがいい」のか、「これでいい」のか

お彼岸過ぎて、
ちょっとだけ暑さも緩んできたか
と思いますが、今年は残暑が長いですね。

そんな陽気にうかうかしていると、
今年もあと3か月とちょっとだという
事実を忘れてしまいそうです。

例年、私は9月に入ると
ぼちぼち大掃除の一環で、
普段は開けない棚の奥を整理したり、
大きな家具も移動させて裏を拭いたり
ということを始めます。

そして10月に入ると、
来年の大まかな方向性を決めていく
作業に入るのですが、

今年はこの陽気のせいとか、
更年期の体調のせいもあってか、
のんびりスタートです。

それでも、断捨離も始めて、
前回の断捨離の時に保留にしておいた
諸々を、ごっそりゴミに出しました。

前職の時に使っていた仕事道具や資料も
記念に取っておいたのですが、
今回、さっぱり処分することにしました。

もう二度と使うことはないですし、
今の自分やこれからの自分には
必要のないものだと思えたので。

また、何年も使っていない
物、物、物の数々。

本当にたくさんあって、
家族のものもあるのでなかなか
手が付けられないところもあり、
それが結構ストレスでした。

今回、どこまでできるか
チャレンジ中ですが、
自分の体が動く内に、できるだけ
身軽にしておきたいですね。

物を処分するというのは、
そこに詰まった思い出や、
そこに込めていた自分なりの意味との
折り合いをつけることでもあるので、
とても内面的な作業でもあります。

ただ捨てるだけなら、
もっと簡単なのでしょうけれど、
ふと手にした物によって想起される
過去の時間がいちいち自分の心に
何某かの思いを絡みつかせて、
遅々として進まないのです。

そうした過去の重みとの対話の一方、
では自分はこれからどんな人生を
歩みたいのか?という問いも不可欠で、

未来に恐れがあると、
今の自分を支えるため、
過去の比重が大きくなるような
気もします。

でも、過去を振り返るのも、
今いる自分の場所を確認し、
これから行く未来を知るうえで、
良いことだと思います。

前回の断捨離の時に
物に向き合いながら感じていた感覚と、
今回向き合った時の感じ方では、
踏ん切りがついたものに関しては
大きく違っていて、

それにまつわる時間について、
自分の中で随分と昇華できたものが
あったのだとわかりました。

子供の頃の写真なんかを見ても、
30年前と今の感じ方は
全然違っていて、

昔は見ているだけで辛かったのが、
今では、割といい顔してる
ときもあったんだな、とか、

当時見えていなかった
良かったところなんかも
見えるようになってきました。

起こった過去は変えられないけれど、
それに対する自分の中の意味合いは
いかようにも変化していくもの
なんですね。

だから、過去に向き合い、
わだかまりを解いていく作業に
意味はあるのだと思います。

そうして、できる限り
物理的にも内面的にも、
空白のスペースを作ろうと
しているところなのですが、

判断が難しいのが、
まだ使えるから取っておくもの。

そういうものって、
本当に使うかどうかは別なんですよね。

捨てるには惜しい、というその心理に
何があるのかな~?と見ていくと、

自分にはもう二度と手に入らない
かもしれないとか、

自分に必要なものは
ちゃんと与えられるという
人生への信頼感が無かったり
ということがあるのかな、
と思いました。

そこには、
自分にぴったりのものが
与えられるというよりは、
「これでいいや」という
妥協の思いもあるようで、

そのように気づいてみると、
「これでいいや」の思いは
本当に自分が進みたい方向を
微妙にずらしていく働きが
ありそうだと思いました。

「これでいいや」なのか、
「これがいい」のか。

これはかなり良い指針になる
基準を見つけました。

どこまで削ぎ落とせるか。

本当に必要なものは何なのか。

次に迎える新しい自分を
想像しながら、楽しみつつ
作業を進めていきたいと思います。

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