命を繋ぐことの意味

昔、とてもとても努力したけれど、
当時の私にはまるで歯が立たず、
どうにも打ち砕かれるしかなかった
ことがあります。

当時の自分にできることの全てを
やってもダメだった、ということの
ショックは大きくて、

本当にハートが壊れてしまった、
と思いました。

ただ、その引き裂かれるような痛みを
抱えつつ、耐え忍ぶしかありませんでした。

もう自分にはそれは手の届かないもの
なのだと思ったりもしたのですが、

けれどもそれは、自分の魂にとっては
とても大事なものだ、ということは
分かっていたので、完全に離れることは
できませんでした。

もうそれについて、
努力することもしなくなったけれど、
ただ、遠目に見て機会があれば触れてみる
くらいの感じになっています。

あの挫折の時から数年経って、
やっとそこまでの状態になりました。

挫折からしばらく経ったある夜、
もうこれ以上は無理です。
何か、導きが欲しい。
夢にでも出てきて導いてほしい、
と真剣に祈った夜がありました。

けれど、その夜の夢には何もなくて、
翌朝、目が覚めて、
やっぱりそうだよね。もう諦めよう、
と失望とともに思いました。

けれど、その日の午後になって、
ある知人から、何やら
小包が送られてきたのです。

何だろう?と思って開けてみると、
あぁ、祈りは聞き届けられた。
と即座にわかりました。

送ってくださったその人の、
とても温かな心のこもった贈り物に、
諦めるな。そのまま歩み続けよ、
という、まごうことなき神の声を
聞いたのでした。

それにしても、
何というタイミング。

送り主の方にお礼のご連絡を差し上げたら、
ある場所を訪れたときに、これを
私に送った方が良い、という
インスピレーションがあったそうなのです。

その方は、
私が神にどんな祈りをしたのかも
ご存じないはずでしたが、

その方を通して送られた品物は、
私にとっては、間違えようのないほど
はっきりとした神の応答でした。

その出来事のお陰で、
なんとか霊の命を絶たずに今に至っていますが、
そう言えば、以前にもこれと同じように、
命を取り留めた出来事がありました。

もうダメだ、これ以上は無理。諦めよう
と本気で決意した後に、
普段はそんなところにはいないはずの
人がいて、何も知らずにニコニコと
その場を陣取っているその御仁に
折角の決意を挫かれたのでした。

もう、四半世紀ほども前の話で
そんなことがあっても、あのときは
生きる気力がすぐに湧いてくる状態でもなく、
屍のようにただ息をしているだけでしたが、

まぁ、今を思えば、
命をつなぐだけでも意味があったのだ
と思えるくらいには生きられているかな、
と思います。

ただ息をしているだけなんて
意味がない、と思う時もあるでしょう。

自分がこの世に存在しているだけで
辛すぎる、と思う時もあるでしょう。

でも、そんな自分の価値基準や
ジャッジメントに関わらず、
今ここに生きている、ということには
計り知れない価値があるのだと思います。

数多いるご先祖様たちの中には、
そうやって命を繋いでくださった方が、
きっといたでしょう。

その内の一人でも諦めていたら、
今のあなたは存在しないのです。

本当に、奇跡ですね。

辛い時は、どうしても
生きていること自体を呪って
しまいそうになるけれど、

それでも、生きている限りは
いつか、その命の尊さ、
生きることの計り知れない愛に
触れる可能性があるのです。

だから、
諦めるな。そのまま歩み続けよ。

と、あのとき神からいただいた声を
あなたに贈ります。

今日は何でこんな話をしているのかな。
よくわからないけれど、
必要な人に、必要なタイミングで
届きますように。

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