凝り固まった心の崩壊と再生

人の心にシフトが起こるのは、
大抵は何かしらのショックや動揺が
起こって、それまでの安定が
崩れたときです。

だから、人生はその人の心が
硬直してどうにもならなくなったとき、
その固着を強制的に壊すような出来事を
引き起こすことがあります。

そこでうまい具合に
生き辛さの原因となっていた
執着やわだかまりなどが崩壊して
柔軟になると良いのですが、

変に我慢強くて頑張ってしまうと、
折角そういう出来事を経たのに、
旧態依然の状態を保ってしまう
ことがあります。

本当はひどくショックを受けているのに
こんなのは何でもないのだと思い込んで
無いことにしてしまうとか、

自分ではなく誰かや何かのせいだと
責任転嫁をしてみたり。

そのような態度は、確かに動揺を
一時的に和らげる効果はありますが、
人生が差し出しているメッセージを
丸ごとゴミ箱に放り込んでいる
ようなものです。

大事なことは、
そんな出来事が自分の人生に起こる
ということから、何に気づき、
応答すべきなんだろうか?と
謙虚に問うことです。

あまりにも平穏無事にやり過ごすことに
ばかりフォーカスしていると、
本当に大事な本質を見失います。

丁寧に動揺を受け止めて、
自分に正直になって、
ハートの最も深いところからやってくる
人生の導きにじっと心を澄ませることです。

正しく壊れていくべきものを
崩壊させ、その後、新たな自分を
いかに再構築していくかが
とても大切です。

そのプロセスを正常にするために、
自身の奥深い導きに
チューニングするのです。

凝り固まったままでは
この導きへのチューニングができないので、
先に崩壊のプロセスがどうしても
必要なんですね。

崩壊が無くても、
柔軟に自身の本質にチューニング
できるなら、わざわざ苦しい思いをして
崩壊のプロセスを通らなくても
良いのですが、

頑固な人、信念の固い人、
思い込みの激しい人ほど、
それがそう簡単ではないので、

そのような人にとっては、
固着が激しいほどに、
崩壊のインパクトも大きなものを
呼びがちです。

もしあなたが今、まさに
そのような状況を体験しているのなら、
その自分が最も変えたくないと
思っていること、

絶対に譲れないとか、
こうすべきである、こう在るべきだなど、
自身の選択、在り様の大前提である
ベースの信念や価値基準について、

それは本当にそうだと言えるのか、
それ以外の価値観や基準を
受け入れてみる可能性について、
是非問うてみてください。

なぜそれを絶対だと思うのか、
それでなくてはダメなのか、

その価値基準や信念こそが、
生き辛さの原因だとしたら、
これからもそれを持ち続け、
人生の指針として生きていく
選択をするのかどうか。

それを持ち続けることで
得ているメリットは何でしょうか?

見たくないものを見なくて済むとか、
やりたくないことをもっともらしい
正論でかわしてやらずに済むとか、

自分の非を見ないで良いし、
悪いのはすべて自分以外だと
思えるとか、自分の弱さ故の
あらゆる屈辱、惨めさを
味わわなくて済むとか。

人によって、
色々なメリットがあるのでしょうが、
別の生き方を選ぶとしたら、

それらのメリットをすべて失うことに
なります。

そして、回避していた
最も体験したくないものに
対峙していく流れに
必然的になって行くでしょう。

かつての自分がどうしても
受け入れ難かったもの、
対峙しきれなかったものの前に
再び戻ってくるのです。

こういうものは、
一時的に先送りすることできても、
逃げ切ることはできませんね。

そういうものを一つ一つクリアして、
本来在るべき自分になって行きます。

そのとき、あなたが生きる現実は、
大きく変化し、シフトしていくでしょう。

それは、今よりも、きっと
生きるに値する人生でしょう。

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