亡き母のヒーリング

たまに、ふと思い立って
ご先祖様のヒーリングをするのですが、
先日は晩年の母を思い返して、
色々と思うところあり、
母のヒーリングをしてみました。

20年前に父が亡くなってから、
母の時間は止まってしまい、
自ら未来を閉ざしてしまったのかな、
と遺品を整理していても
感じるところがありました。

もっと別の生き方をする選択も
あっただろうに、母の気質などから、
それは無理だったのかもしれません。

晩年は特に、話をしていても
口をついて出てくるのは
ネガティブな話ばかりで、

相手をするにもいい加減、
うんざりしてしまうことが
よくありました。

被害者意識がとても強くて、
誰かにこんなことをされた、
盗られちゃった、無くなってしまった、
という何十年も前の話を
繰り返ししていたり、

自分から被害者になりに行くような
ものの受け取り方、反応の仕方を
することもしばしばあって、

母との日常会話は
楽しいこともあったけれど、
正直、苦しいな、と思うことが
多かったです。

だから、結構突き放して
接することが多かったですね。

感情解放ワークの世界観を一度
話してみたこともあるけれど、
母には理解できない、というか、

自分で自身の感情の責任を引き受ける
ということが受け入れ難かったようで、
以来、再びそれについて話したことは
ありませんでした。

本人にその意思がないのなら、
私にそれ以上、できることは
ありません。

被害者でいる、というその意思を、
魂の旅路を歩む一人の存在の望みとして、
尊重するのみです。

そんなこんなを思い出しながら、
母のエネルギーを辿っていくと、
やはり重たい心のしこりを感じたので、
それをじっと受け止めていきました。

母の中で、どうしようもなく
湧き上がってくる不安感、やるせなさ、
心細さ、恐れなどなど。。。

若いころの母は、とてもキツイ人
だったけれど、晩年の母は、
まるで少女のような、子供のような
幼い表情や反応をすることが
しばしばありました。

あのキツさの奥に、
これらの感情があったんですね。

これを抱えながら大人になり、
その反動で強く出たり大きく見せたり、
ヒステリックに反応したり。

でも、根っこにあったのは、
暗闇でうずくまって泣いている
幼い子供のような感情でした。

母のその不安や心細さ、やるせなさに
じっと触れて、深く呼吸をし、
私の心と体と魂を通して
命のエネルギーを送っていきます。

最初はなかなかに固く、
詰まっていましたが、やがて
少しずつ解けて行くに従って、
別の景色も見えてきました。

それも現れてくるままに受け止めていくと、
ビジョンの中の母は明るく快活に笑う
大人の女性になっていました。

そうだ、母はこんな風に
パワフルで良く笑う人でもあったな、
とやっと思い出しました。

心に重く沈んでいるしこりを癒すと、
その人本来の明るさや快活さ、
のびやかさが表れてきます。

故人でも癒すことはできるけれど、
願わくば、生きている内に
心のしこりは軽くしておいた方が
良いですね。

来世に持ち越すと、
また輪をかけて重くなるので。

さて、生きてる私たちも、
頑張って参りましょ。

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