最近は抽象概念について書くことが多く、
感情解放ワークの基本については
あまり書いていなかったので、
今日はその辺りについて書いてみます。
なお、ワークの基本は拙書
「感情解放ワーク」をご覧ください。
私のお伝えするワークでは、
感情を感じることを、
体感覚をアンカー(碇)にして
捉えるところがポイントです。
何故かというと、
多くの人は「感情を感じる」ことを、
「感情について考える」ことに
すり替えているのに気付かないことが
多いからです。
感情を感じるのは今この瞬間のリアル
ですが、感情について考えてしまうと、
それはマインドの観念になってしまい、
どれだけ感じ切ろうとしても、
完了はしません。
だから、私のお伝えするワークでは、
その感情が湧き起こって来たときの
体感覚をしっかり捉えて、その感覚から
離れないようにして呼吸するように
します。
抵抗が強い人は、
この段階で意識が飛んだり、
眠くなってしまうとか、
体感覚との間にも膜のような
フィルターがあってうまく捉えられない
というケースもあります。
その場合は少し別の対処をする必要が
あるのですが、ここはなかなか
ブログではお伝えしにくいので
正しい感覚を掴みたい方は
個人セッションを受けてみてください。
日常の中で、感情が波立つような
出来事があったとき、
それについて誰が悪いとかこれがまずいとか
そういうことを「思考する」のではなく、
ただその時に自身の内に湧き上がっている
感情に注目します。
そういうとき、体は決してリラックス状態
ではないでしょう。
ぐっと力が入っていたり、
呼吸が浅くなったり荒くなったり
色々な反応が起こっていると思います。
その反応の一番強いところに
意識を置いて、ゆっくりと深く
呼吸をします。
この部位が、未完了の感情の
エネルギーがあるところ、
「感情のカケラ君」がいるところ、
となります。
ワークでは、命の呼吸と言って、
命の源から呼吸によって、
命がその感情のカケラ君に
栄養を届けるような感覚で
呼吸をします。
この呼吸をして緊張しているとか
ざわざわしていた感覚が緩むことも
あるし、反対にその感覚が
強くなることもあります。
いずれにせよ、最初に感じていた
体感覚に変化があれば、
うまく命の呼吸が届いていると
判断します。
一方、変化がない場合は
命の呼吸がそのカケラ君に届いていない
と判断され、その場合は、届いていない
理由に改めて対処する必要があります。
その理由と言うのは、
その感情に触れてしまうことに
恐れがあるから、なのですが、
触れてしまったらどうなるだろう?
と問うてみると、自分が本当に
恐れているもの、状態がわかります。
この問いに頭で答えてしまうと
触れたら解放されると答えるでしょうが、
それはカケラ君の答えじゃないんですね。
じっとカケラ君に心を澄ませて、
恐がっているものを感じてみてください。
例えば、気が狂ってしまいそうだとか、
泣き崩れてしまう、暴れ出しそう、
苦し過ぎるとかがよくある答えです。
こういうカケラ君の声を拾うのも、
結構コツが必要で、頭できれいな答えを
言ってくる人も多いです。
自分が本当に恐れている状態に
なりたくないので、感じないように
ブロックしているわけですね。
とは言え、どれだけブロックしていても、
実は既にその状態になっている自分が
どこかにいるのです。
じっと深く自分の奥底を感じてみると、
わかると思います。
それが捉えられたら、
その自分に命の呼吸を送っていきます。
そうすると、緩んでいきます。
ただ、恐れているものに触れに行く
というのは、本能に逆らうことでもあるので
初心者の方はなかなか難しいかもしれません。
恐れているものに触れられない状態
というのは、そこに分離がある
ということでもあり、
いつもそこはかとなく感じる生き辛さは
この分離から来ています。
この分離をいかに解いていくかが、
ワークの基本なのです。
そのために色々なテクニックがありますが、
根底になくてはならないのは、
自分自身を愛し抜く覚悟と言えるかも
しれません。
だから、ブログではテクニックよりも
まずその在り方について書いているんですね。
まずは日常に湧き起こる感情に気づき、
マインドではなく、体感覚とともに
受け止めるということを実践なさって
見てください。