こじれた人間関係を修正していく時に
よく見かけるパターンで、
根本的な軌道修正をしないで、
表面的な予定調和に戻そうと急ぐ人を
しばしば見かけます。
確かに険悪な雰囲気はいたたまれないし、
表面的であろうと何でもいいから、
とにかく平穏さに戻したい、
と思う気持ちはわかります。
ただ、その在り方こそが、
この状況の原因なのですから、
そこをそのままにして戻しても、
やはり「平穏な針のむしろ」が
戻って来るだけです。
それがわかっていて、
諦めもあるのでしょうが、
その平穏な針のむしろに適応することを
選ぶ人もいます。
が、これは長くはもちません。
むしろ、よりひどくなって
課題が差し戻されてくる典型です。
何度も何度もそういうことをやって、
自分の人生に幸せはないのだと
思い込んでいる人もいますが、
ただ、応えるべきこと、
向き合うべきところを理解していない
というだけのことです。
だから、目先の予定調和に
照準を合わせてどうにかしよう
とするのではなく、まず
自分自身に向き合うことが肝要です。
外側の枠組みに合わせて
自分を歪ませ、抑圧していたところが
ないか。
表現すべきところを飲み込んで
ただ我慢していたところはないか。
自分自身を生きようとしているか。
何を諦めてきたか。
自分を生きるために今できること、
まだやっていないことがないか。
誰かのために生きる前に、
あなたはまず、自分自身を生きなければ
なりません。
自分を生きるには、
何が自分でなかったのかを
知る必要があります。
そして、取り込んでいた
自分ではないものを、手放していく
段階があります。
それには様々な恐れや不安、
未練、執着などがあるでしょう。
それを引き受けてもなお進む。
そういう意思がないと、
この先は歩んではいけません。
だから、始めるには
タイミングがあるでしょう。
深いところで、もうこれ以上は
これを続けていくことはできない、
という潮時の感覚があるのなら、
肚をくくるときです。
人生から促されているのなら、
あなたには必ずそれを歩んでいく
力があるのです。
自分に深く向き合って、
どこまでその力を汲み上げていけるか。
自分に戻って向き合うというのは、
無力感に苛まれている人にとって、
最も最後の選択です。
あらゆる
「自分ではない道」を巡り歩いて、
全ての可能性が絶たれたとき、
やっと観念して
やはりこれしかなかった、
と逃げ続けてきたところに
戻ってくるのです。
まだ逃げられる、と思える内は、
本気で戻ってはこないでしょう。
なぜなら、それは最も苦しく、
大嫌いで捨ててきた道だから。
でも、最初から自分以外の道を
歩む人生など、なかったのです。
差し出された人生を受け入れて、
自分なりにそこから何かしらを拾い、
返していくことが、実は成長進化の
最短コースだったりします。
つまり人生は、完全オーダーメイドの
あなたのための課題練習帳だったのです。
でも、それに取り組むのは
結構きつかったりするので、
放り出したくなるし、
どこかに埋めて二度と見たくない
と逃げたくもなります。
それも、時間稼ぎにしか
ならないでしょう。
差し出されたものは、
先延ばしにせずにできるだけ
ジャストタイムで取り組むこと。
人生の波にうまく乗るコツです。
そうやって、まずは自分軸で
自分の人生を当事者意識を持って
生きるところから、人間関係を
見直していきましょう。
相手をコントロールせず、依存せず、
自分が自立して在るとき、
この関係性をどうしていきたいと
感じるのか。
そこから結論を組み立てていくんですね。
結果を先に決めて、
そこに自分をねじ込むことのないように。
どうぞ、勇気をもって
あなた自身の人生に踏み出していってください。