最も見たくないものに直面する力

昨日は新年最初の感情解放ワークショップ
でした。お集まりくださったみなさま
ありがとうございました。

昨日の参加者の方はこれまでにもある程度
ワークに取り組んでくださってきている方々
でしたが、

みなさんそれぞれのワークの中で、
ご自身の弱点や方向性などを確認して
行かれました。

ワークの中で特に多くの方が苦手とする
要素に、生々しい辛い感情を、
それに飲み込まれずに触れ、受け止める
ということがあります。

みなさんのワークを誘導しながら
意識の状態を拝見していると、

微妙に感情のエネルギーと距離があったり、
一見触れているようでマインドの中に入って
いたりして、ジャストフィットでそれを
しっかり受け止められていることの方が
少ないかもしれません。

それでも、ある程度まではその状態でも
感情のしこりは解いていくことができるので、
それなりに進展はあるのですが、完全に
統合するところまでは、やはり行かないですね。

最もしんどい体験の中で、自分自身から
いかに意識が離れずにいられるかが
問われるところです。

自分にとって、きつい感情のエネルギーに
どこまでだったら意識が飛ばずに心と体で
受け止めることができるのか。

注意深く間合いを計って、ギリギリのところで
留まっている、というようなことを私自身
随分やってきたのですが、

そのおかげで、随分「心の筋力」は
鍛えられました。
(肉体の筋力はからきしダメですけど(^^;)

このワークでは、第三者的な目線で感情の
エネルギーを眺めているだけではダメで、
必ず「当事者」としてそのエネルギーを
生きることが要求されます。

感情に飲み込まれず、それを深く受け止めて
生きるには、この肉体の感覚にしっかりと
グラウンディングしていることがポイント
になります。

だから、意識が自分から離れてしまっては
いけないんですね。

たとえば、何か失敗をしてしまって
周囲のみんなから批難されている場面などを
思ってみてください。

物凄く居心地が悪いですよね。

「針のムシロ」なんて言葉がありますが、
胃はきゅっと縮み上がり、頭は真っ白になって
足元の感覚も全くない。胸はゾワゾワして
もう逃げだしたくてたまらない。

こんな状況で、私たちはほぼ意識が体を
おいてどこかへ逃避してしまっています。

ここから、意識を体に戻して、気持ちの悪い
感覚一つ一つを抑圧せずに受け止めて
この場に在る、ということをしようと思ったら、
結構大変なのがわかると思います。

浅くなっていたり止まったりしている呼吸を
深くして、少しずつ感覚のなくなっている
体のパーツに命を送り、意識を戻して
行きます。

こうすると、かなり気持ちも落ち着いてきます。

落ち着かなかったあの気持ちというのは、
実は自分の意識が体から離れてしまっている
ところからも来ているんですね。

意識が体にしっかり戻ってくると、
そのときはうまく対処できなかった状況にも、
言うべきことを言い、為すべきことをして
適切に応答することができるようになります。

自分自身に力強さが戻って来るのを
感じたりもするでしょう。

自分の意識が自身から離れていると、
心や体が「見捨てられた。不安だ。恐い。
淋しい。誰も助けてくれない」と感じます。

肝心な時に頼るべき存在に見捨てられた
気持ちのカケラ君たちのその絶望感が、
私たちの日常の気分に滲み出してくるのです。

そしてまた、「鏡の法則」を通して、
苦しんでいる自分を容易く見捨てる人たちを
自身の現実に引き寄せてきたりします。

もしあなたが今、とても苦しんでいるのに
誰も助けてくれない、というような状況を
体験しているのだとしたら、

あなた自身が周囲のその人たちのように、
自分を見捨て、助けようとしていない
ということを意味しています。

周囲の人にあれこれ思う前に、
まず自身の在り方を改めると、
その瞬間から現実は変わっていきます。

人を変えようとすることは、
鏡の中の像を変えようとするようなものです。

私たちは、鏡の像に対してそんなことは
普通しないですよね。
映っている本体の方を直すでしょう。

人を変えるのは至難の業ですが、
自分の在り方を変える方が、
ずっと健全で楽な道なのです。

こう説明されても、納得しないで
鏡の像と格闘したがる人も中にはいますが、
あなたはどちらの方法を取るでしょうか。

自身の在り方を修正するには、
今現在の自分をしかと見なくてはなりません。
この作業が辛いと感じる方が多いようです。

でも、そこができたら以後はこのことで
苦しむことはなくなります。

これまで長いこと苦しんできたことを思えば、
ずっと割のいい話ではないでしょうか。

自身の在り方を深く受け止め、軌道修正する
ためには、よくよく見なくてはなりません。

自分のどこかどのように、うまくいっておらず、
苦しみを生んでいるのか。

そこに気づかず、わかったふりをして
何をどう軌道修正しようというのでしょうか。

最も見たくないものに直面できる力というのは、
あなたの人生に、想像をはるかに超える
恩恵をもたらすでしょう。

気が重いと逃げてばかりいるのではなく、
やってみたらすごく良かった!という喜びも、
ぜひ味わっていただきたいものです。

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