善意の裏にある動機

今日は読者の方から、どうして相手が
こんな言動をするのかわからないので、
ぜひシェアしてブログで書いてほしい
とのご要望を受けたのでこれについて
書いてみます。

ご相談の内容は以下の通り。

助ける、と言った姉の気持ちが変り、気分で物を言ってきます

気分が高揚すると、あそこに行こう、これをやろう等言ってきます

お金が無いんだから仕方ないじゃない、と何度も言うので、先日その言葉に甘えました

すると、今度は目をつり上げて、やってあげてるのよと言わんばかりの表情でした
そして、威圧的なことも言ってきます

妹さんは、こんなお姉さんに振り回されて
その言動の無責任さに振り回され、とても
気分が悪い思いをされたそうです。

こんなケースを感情解放ワークで
取り組む場合、あなただったら
どんな風に進めていくでしょうか?

ちなみに、この方は感情解放ワークは
随分以前からご存じで、何度も
セッションを受けたことのある方です。

メールを拝見していてちょっと
気になったのは、この出来事によって
浮上した感情を受け止める前に
「なんで?」って頭で読み解きを
しようとしていないかな?
ということでした。

自分の気持ちを受け止めるところを
すっ飛ばして読み解きをしようと
してもうまくいかないので、
そこは気を付けてくださいね。

というわけで、まず最初に
相手の言動によって浮上した
自身の感情をしっかり受け止めること
をしっかりなさってください。

ワークに慣れている方ほど、
ついついやってしまうポイント
かな~と思います。

自分の感情を受け止めて、
飲み込んだ言葉を吐き出すとしたら
何と言うでしょう?

ここでは基本的に、

お姉さんの言動によって
自分はこんな風に感じたよ。

そして、こんな風にしてほしかった、
あるいはしてほしくなかった、
というニーズをイメージワークで
伝えます。

伝えたら、言いっぱなしにしないで
相手の表情を見ます。

お姉さんはどんな様子ですか?

逆ギレして言い返してきたとか、
申し訳なさそうにしているとか、
でもだって、と言い訳しているとか。

ここが確認出来たら、
お姉さんの意識の中に入って、
お姉さんがどんな気持ちなのかを
確認します。

お姉さんも、実は色々処理しきれない
気持ちをたくさん抱えているのでは
ないかな~?と思います。

お姉さんの視点から、
妹さんを助けようと言うとき、
どんな気持ちから言っている
でしょう?

そして、目の色を変えて威圧的に
なっているとき、お姉さんから
妹さんはどんな風に見える
のでしょう?

助けてあげたいというのは
本心だったでしょうか?

それとも、何か取引しようと
していますか?

お姉さんが不機嫌になるとき、
怒りがあると思いますが、

怒りは
してほしいことをしてもらえなかったか、
してほしくないことをされたかで
傷ついたときに生じる感情です。

お姉さんは、本当はどうして
ほしかったのでしょう?

そこに、「助けてあげる」と言ったのに
甘えると不機嫌になるお姉さんの
本意があるような気がします。

ご質問者さまには、ここから先は
ご自身でワークをされてから
読んでいただければと思うのですが、

お姉さんの厚意は、無条件のもの
ではなく、「取引」だったのかな~?
という気もします。

つまり、助けてあげたんだから、
私も助けてもらって当然。

だから、甘えられっぱなしだと
私が損をしてばかりになって
割に合わない。

私はいつ助けてもらえるの?
って感じで怒りになってるんじゃ
ないでしょうか。

お姉さんは交換条件の「取引」を
しているけれど、妹さんはそれを
純粋に無条件の厚意だと思っている
ところがすれ違いの元かなと。

お姉さんも、助けてほしいことが
あるんでしょうね。

でも、なかなか助けてもらえなくて
1人で抱え込んでいる。だから
それを助けてほしくて妹さんに
側にいてもらいたい、とか。

でも、お姉さんも素直に助けてって
言えていないようです。

なぜそれを言えないのか。
プライドからなのかもしれないし、
貸しを作ることが嫌なのかも
しれません。

貸しを作って自分が優位に立てない
状況は受け入れがたいのかも
しれませんね。

自分が優位に立てない、
プライドが傷つけられる。

そんな状況でお姉さんが感じる感情を
捉えて見ると、妹さんの中にも
同じものがあるかもしれません。

この他、一般的に他者を助けたい
と思う心情は色々な動機から
出ていることがあるのですが、

ただ目の前に助けを必要としている人が
いて、自分がそれをすべきだったから
する、という下心のないシンプルな
行為もあれば、

人を助けることで自己評価を上げたり
他者からの評価を得たいという思惑
がある場合もあり、

あるいは、自分の中にトリガーされた
落ち着かない気持ちを一刻も早く
収めたいがゆえに助けようと
しているケースもあります。

最初のケース以外はみんな
ヒモ付きで、そういう「善意」は
受ける側にも負担になります。

良いことのようでいて、
気分良く受け取れないんですね。

だってそれは、相手のためじゃなく、
結局自分の利益ためなわけですから、
「善意」の皮をかぶっている分、
偽善的ですね。

このように、善意の裏にある動機に
注目していくことで、色々
見えてくるものがあるでしょう。

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