神々と人間とのかかわり合いについて思うこと

今日は徒然なるままに、
神と人とのかかわり合いについて
思うところを書いてみようと思います。

今月初めに行った関西への旅で、
私の中に長いことあった神仏への微妙な
制限の感覚がごそっと外れたようで、

以前よりも神仏に意識を深く向けていくことが
できるようになってきました。

それまでは、いわゆる「受けやすい」
私の資質への気遣いから言われていた母の言葉や、
ヒーリングを学び始めた最初のころに習った
ヒーリングの世界観が影響して、
どこかそうしたものに一線を引いていました。

創造主にコマンドをかけることによって
様々な働きかけがなされるという手法や、
神々は第〇層の存在でその上の層に云々、
という世界観は、

世界のあらゆる現象の中に八百万の神を見る
日本人の精神性とはかなり異質なものだった
と、今振り返ると思います。

かと言って、そのヒーリングを学ぶ前に
それほど神道や仏教に馴染んでいたわけでも
ないのですけれどね、

先祖代々受け継がれた精神性というのは、
意識しなくてもどこかに脈々と流れていて、
切り離しようもなく息づいている
と思うのです。

で、ヒーリングの世界に入ってきて
天使やら外国の神々のエネルギーとともに
仕事をするようになっても、

私の中には過去世に起因する、根本的に根深い
神への怒りや憎しみがあって、これを解いていくのに
相当な時間とエネルギーを要しました。

たくさんの恩寵に導かれる体験をする中で、いま
ようやく神仏への制限がクリアになったようです。

いや~、ここまで長かったな~。笑

でも、それだけ深い憎しみや一筋縄ではいかない
ものを持っているということは、

裏を返せば、それだけ深くかかわった経験が
魂の中にある、ということでもあるのです。

深く深く、思いを込めて、時に全身全霊で
かかわったものが破られた傷というのは、

丁寧に、大切に思いを込めて手当てされ、
修復されていくべきものだろうと思います。

その思い、痛みを汲み取れない意識では、
決して癒えていくことはないのです。

そんな痛みを抱えていた私をここまで
導いてくれた存在たちは、実に辛抱強く、
何度も繰り返し呼びかけ、励まし続けてくれました。

そうしてわずかに開かれた扉から、そ~っと
日本の神々との交流を始めたわけですが、

旅から帰ってきて訪れた火の神様からは
魂が揺さぶられるような思いのエネルギーと
恩寵をいただきましたし、

昨日はふと思い立って訪れた地元の八幡様や
2つの弁天様からも、とても温かい思いを
受け取りました。

特に八幡様は、生まれてこの方ずっとお世話に
なってきたにもかかわらず、事件以降は
すっかり足が遠のいていました。

けれど、それほど信仰が熱いわけでなくても、
氏子としては言いようのない無念さがあり、
ずっと気がかりではありました。

正直、自分の中でこれほど気にかかっている
ことだったということ自体、驚きではあったのですが、
自宅の祭壇からは、毎朝祝詞を唱え続けていました。

そうして昨日、やっと本殿に拝する機会が
やってきました。

かつてほどの賑わいはなく、どこかガランとした
境内でしたが、そこにいる人も何となく
野次馬的な好奇の視線を感じなかった
わけではありません。

でも、そういうときだからこそ、
神様に真摯に向き合ってみたいと思い、
祝詞をあげさせていただきました。

その後、裏の七渡弁天社と、
少し離れて木場にある洲崎神社の弁天様を
お参りして帰ってきました。

帰宅してからじ~っとそれぞれの神様に
意識を合わせていくと、

八幡様のときは、ハートがふわ~っと
温かく開いていくのがわかりました。

以前訪れた火の神様の時ほどではないにせよ、
長く見守ってくださって来た産土様だからこそ、
私のことをよくご存じのような気がしました。

2つの弁天様の方は、姫神様ながら、
もっと凛々しい感じがしたのですが、

いずれの神様も、もっと人と心を通わせたい
というような思いを持っておられるように
私には感じられました。

それは、神を概念としてしかとらえられない
意識ではなくて、本当にそこにいる存在として、

ご利益をくれる存在として一方的に
言いたいことだけ言って帰っていくような
繋がり方ではなく、

本当に神の存在を肌で感じ、その思いを
汲み取るように聴く人間が側にいてほしい。

そんな思いであったような気がします。

私がじ~っと意識を向けていくと、
神様の方も、私に何ごとかの思いを返して
応えてくださいます。

そうした交流をしながら、
事件は人間が起こしたことであって、
神様が汚れているわけではない、
と思いました。

むしろ、私たち人間の側が神様に対して
申し訳なく思うのが筋だろうと。

それを、こんな神様はご利益がない
という意識自体が違うんじゃないか。

こういうときだからこそ、
真摯に神様の思いを汲みとるような
向き合い方を、今後もしていこう。

そんなことを思いました。

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