最近、私の周りの様々な方の中で、
それまで自身の大前提だと思っていた
枠組みが大きく変わっていっていく様子を
目の当たりにしています。
自分にはできないこと、
関係のないこと、と思っていたことが、
とても身近に感じられるようになり、
絶対越えられないものとして
高く立ちはだかっていた壁が、
いとも容易く越えていけるようになっている
自分に気づいたり。
昨日までの「大前提」が、必ずしも
今日の「大前提」ではなくなっている、
という大きな変化を、
今この時期、多くの人が
体験されているようです。
もう惨めさに打ちひしがれていなくてもいい、とか
自分を罰し続けなくてもいい、とか、
無力でいなくてもいい、とか、
愛されてもいい、孤独でなくてもいい、
などなど。。。
少し前までは、永遠に自分は
この重荷を背負い続けていくんだ、
くらいに感じられていた何かが、
ある日突然、あれ？
そんなことし続ける必要、全然ないじゃん！
って気づいてしまう、みたいな。
人それぞれ、そういう風に
何かが抜けていくタイミングは
あるのでしょうけれど、
来るものはしかるべき時に必ず来てしまう
のだから、焦ることはないし、
今をしっかり受け取って行けばいいのかな
と思います。
けれど一刻も早くこんな状態は通り抜けて
しまいたい！と思っていると、
それはそれで今を受け取ってもいないし、
生きていないので、結局は足踏み状態
になってしまうのではないでしょうか。
自分の中に強固に持っている前提条件って、
自分自身に対してだけではなく、
自身の生きているこの世界に対しても
結構あると思います。
たとえば、
良い職に就くには資格や経験が必要だとか、
結婚するには容姿端麗で高収入でなければ
ならないとか。。。
第三者から見ると、
え、そんな条件、必要なの？
って思えるものもしばしば。
でも本人からしたら、もうそれは絶対的な
前提条件なので、その外側からこの世界を
見ることがとても難しかったりするんですね。
いくら、そんな条件は絶対じゃないですよ。
もっと他に可能性はあるじゃありませんか。
と呼びかけても、
本人はそこに固執しているので、
一体どこにそんな可能性があるというのか？
現に私の体験したことはこの通りだった！
って返ってくるんですね。
まぁ、それはそうなんでしょう。
自分の現実は自身で作っているわけですから、
本人がそうだと信じていれば、
その通りの現実がやってきてしまいます。
これ、現実がこうだから私はそう考えているんだ
というのは順序が違うと思います。
できる、と感じられればできてしまうし、
できない、と思えばどうやってもできない。
無数にある可能性のバイブレーションのうち、
自分どそのバイブレーション帯に
アクセスしているのか、って感じで
私は捉えています。
だから、同じものを見ても、
一人一人の持っているバイブレーションは
違いますから、そこからアクセスする
可能性のバイブレーション帯も、
それぞれ、ということになります。
ということは、今まで全く見えていなかった
可能性が見えてきているということは、
間違いなくその人のバイブレーションが
変化しているわけで、
そういう変化があの人もこの人も
そして私も！ってなっている状態は、
個別の変化というよりは、
何か大きなレベルでの変化が
起こっている、と見るのが自然なのでは
ないかな、と思います。
で、そんな大きな変化の中で、
自分自身の再構築のプロセスに、
私たちは否応なく突撃しているのです。
昨日の自分と今日の自分は
全く違う。
実は今までもそうではあったのですが、
その違いがとても微妙なレベルだったので、
「昨日の続きの今日」だったのでしょう。
でも、ここから先はもうそういう世界では
なくなっていくのではないかな。
もっともっと今この瞬間に根付いて、
無数の新たな可能性を見て、
その扉を開いていく。
そんな気がします。
だから、今この瞬間の自身の現実を
丁寧に受け止めていくことで、
毎瞬、生まれ、死に、
また生まれ、死んでいく自分を
しっかり完了させてあげたいのです。
何だか最近、日々現実の感覚が違っていて、
とても不思議な感じがしています。
だからこそ、今この瞬間の現実を
どこまで深く深く体験していけるか。
チャレンジでもあります。
限りなく広がっていく可能性に、祝福を。