諦めの奥の抵抗と分離

昨日は特別講座㉑「自分を信じ、
確たる軸を立てていくためのワーク」
でした。

ご参加くださった方、ありがとうございました。

自分を信じるためには自分自身をちゃんと見て
対話していく姿勢が大事だと思いますが、

自分を信じない、信用していない人は、
まず自分に背を向けて、スルーしてますね。

そうして、自分を飛び越えて、
誰かや何かの意見を伺う。

これ、自分を信用していない人に
しばしばみられる傾向です。

でも本来は、深く自身の内なる声に
耳を傾けて、まずその声を聞くのが
本当ではないでしょうか。

他者の意見やアドバイスは、
自分自身の軸にはなり得ません。

どんなに素晴らしいアドバイスを
もらったとしても、最終的には、
それをどうするかは自分で
決めなければいけません。

そっくり他者の言葉を鵜呑みにして
何の疑問も抱かずにそれを自分の考えとして
採用してしまうことをしてしまうのは、

ひとえに自分自身とのつながりが断絶している
ことに由来すると思います。

サロンに見える方の中でもしばしば
そういう場面を見かけるのですが、
私は必ず自分自身で感じて決めるように、
と促します。

たとえ自分がまだ信用できなくて、
対話をすること自体が辛くても、不安でも、
間違ったと思うことがあったとしても、
逃げずにそれを続けていくべきだと思います。

間違ったと思うのなら、なぜ間違ったのか、
きちんと振り返って総括したうえで、
軌道修正すればいいのです。

その作業をしないで自分を放り投げてしまうのは、
あまりに浅はかというものです。

そして、その作業をしない限りは、
自分の軸なんて、どうにも立てようがないのです。

簡単に何かをインストールすればできてしまう
というようなものではないからです。

昨日は、ストラディバリウスという名器といわれる
楽器でも、プロでさえその本当の音を引き出すまでに
毎日何時間も楽器に向き合い続けて5年はかかる
と言われている、というお話をしました。

楽器でさえそうなのですから、
私という人間の本当の可能性を引き出すのに
どれだけ向き合ったらいいのか、
推して知るべし、です。

それから、ここ最近たて続けに来ている
パターンなのですが、

何かを受け入れるということに対して、
受け入れているようで実は諦めているだけ
ということがあります。

両者の大きな違いを挙げるとすると、

本当に受け入れている場合は、
それに対して、自分を開いて
向き合い続けています。

一方、諦めている場合は、
自分を閉ざしてフタをし、
向き合い続けてはおらず、
ただ放任しているだけです。

自分が本当に受け入れているのかどうか、
今一度振り返ってみてください。

諦めの奥には、まだ抵抗と分離が
あるんですね。

だからと言って、これを無理無理
消そうとか統合しなくちゃ!って頑張るのは
方向性が違ってしまいます。

統合というのは、そういう条件に持っていけば
自然に起こるものであって、「統合させる」
という意識で行うものではないんです。

抑圧された気持ちのカケラ君を解放しようと
しているのに、「嫌だ!」っていう思いを
ねじ伏せて統合させようとする方がありますが、
それは本末転倒な話です。

私たちはしばしば、自分に都合の悪い声を
聞く不快感を味わいたくないがために、
耳をふさいだり有無を言わせず黙らせたり
ということをしています。

こういうことを人からされたとしたら、
その人を大嫌いになって絶対に信用しない
だろうと思いますが、

自分に対しては日ごろから気付かずに
していたりするのです。

感情解放ワークで目指しているのは、
どんなに都合の悪い声でも、
誠実に聴き、受け止め、応答できる自分です。

聞くのが辛い声ほど、それを受け止めるのは
なかなかに器が要りますね。

そういう器を育てていきましょう
ということです。

では、どうしたらそんな懐の深い器に
なることができるでしょうか。

自分の理想とは反対のことを言う相手の心情を
どれだけ見つめ、汲み取ることができるか
ということが大きなポイントかな、と思います。

自分にも自分の事情があるように、
相手にも相手の事情があります。

そこには、しばしば本人も受け止めきれていない
辛い気持ちがあったりするのですよね。

相手のそれを見て、触れて、受け止めるわけです。

そうすると、自分の中の「絶対正義」のように
譲れなかったものが、緩んでいきます。

そしてその変化が相手にも伝わって、
互いに反発し合うのではなく、
理解し合い、許し合うスペースが生まれるのです。

こうして、統合へと導かれていきます。

こういう段階をすっ飛ばして、
無理やり相手を受け入れようとすると、

何だか変な具合に上から目線になって
「譲ってやるよ」「受け入れてやる、癒してやる」
みたいなおかしな意識になってしまいます。

↑これ、自分を上げて、相手を下げることで
自身の内の収まらない気持ちを収めようとしている
抑圧のパターンです。

両者に上下はなく、自分もまた、学ばせていただき、
気づかせていただいているんですね。

本当に統合できているのなら、
相手に対してはただただ感謝と愛しかないです。

微妙なレベルで、違うことをしていないか
ご自身のワークをチェックなさってみてください。

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