ミッション

サロンでは様々なご相談をお伺いしますが、
人に騙されたというお話もよく伺います。

道義的によろしくないというレベルから、
刑事事件にかかるような案件まで様々ですが、

被害者の立場の方から、結果的にそうなってしまった
という加害者の立場の方まで、その苦しみは
どちらにとっても、一通りではありません。

サロンでは、弁護士さんや警察が対処する部分
以外の心や魂の課題といったレベルから
その出来事に向き合っていきますが、

未だ生々しい傷を抱える中でそれに向き合うのも
なかなかなことだと思います。

けれど、本当に気づきがやってきて、
その出来事に対する本人の見方が変化していくと、
それに呼応するように現実も確かに変化
していきます。

とは言え、裁判を有利に進めたいからとか、
とにかく少しでも自分の思うように
現実が変化するように、という動機で
取り組んでいると、なかなか気づきや変容は
やってきません。

この出来事が差し出す深い意味に応えていきたい
という真摯かつ謙虚な思いがあるかどうかは、
違いを生む大きな要素だと思います。

何かトラブルを経験すると、どうにかして
元の平穏な暮らしにもどしていきたいとか、
何としてでも自分の思うように収めたいとか
執着してしまいがちですが、

本当にその出来事を調和した状態に収めたいのなら、
出来事が差し出しているメッセージを受け取り
応答することは必須だと思います。

そうでないと、傷はいつまでもふさがらず、
収まったように見えて火種はいつまでも
くすぶり続けるだろうと思います。

そういうご相談を持ってみえる方の
エネルギーを拝見すると、確かに絡みつくように
そうしたことを引き寄せるエネルギーが
読み取れるので。

出来事は、誰か一人のせいで起こっている
わけではありません。

相手のせいばかりでもないし、
自分だけのせいでもありません。

自分は関係ないのに相手が全部悪い
ということもないのです。

どんなに一方的な被害者と見えても、
道義的社会的法的レベルとは別のレベルから見れば、
必ずその出来事を成立させる要因を持っています。

本当にその出来事を良い形で卒業するには、
その要因の部分にしっかり取り組むことが
大切です。

けれど、それをするのをしばしば妨げる思いがあって、
たとえば「自分が悪者になりたくない」とか
「被害者でいたい」とかいう思いがあると、

なかなか本当に向き合うべきところに
向き合っていくことはできません。

真実は、すべての人にとって癒しと解放に
導く特効薬ですが、同時にそれは

自身が築き上げてきた「自分に都合の良い世界」
を解体させてしまう劇薬でもあります。

苦しみは、今の自分がしがみついているもの
から生まれているので、人生はそれを
手放すようにと促しているわけです。

その人生からの正体は、しがみつきたい人
にとっては、世にも恐ろしい地獄からの
招待状のようにすら思えるでしょう。

けれど、結局のところ、本当に求めていた
平安や調和、幸せは、そうしたものを
手放した先にしかないのです。

世界がひっくり返ろうと、
それは一時的な混乱です。

それに、後ろ向きに飲み込まれていくか、
前を向いて肚を括って能動的に
飛び込んでいくかで、そのプロセスの味わいも
随分と違ったものになるでしょう。

話は大分それてしまいましたが、
人に騙される人は、自分自身を欺いています。

あなたを騙した人は、なぜそのようなことを
したのでしょうか。

その動機を見ていきましょう。

お金が欲しかったから。
お金があれば、自分の不足感を満たし、
不安から逃れられるからとか、

いい格好をしたかった、
人からよく見られたかった、
称賛や尊敬を集め、特別扱いをされたかったとか、

自分だけが取り残されるのは耐え難かった、
みんなも一緒に不幸にさせたかったとか、
色々な動機があるでしょう。

その動機の奥にあるのは、
淋しさや不安感、惨めさや孤独、傷ついた気持ち、
独りぼっちになる恐怖、耐え難い絶望、
無力感、無価値感、悲しみなどなど。

こうしたものから逃れたくて、
人を裏切るようなことをしてしまったわけです。

翻って、同じものがあなたの中にないでしょうか。

あなたは確かに相手と同じような
酷い行為はしないかもしれません。

でも、それが耐え難く極まったとき、
同じようなことをしてしまう種を
持っているわけです。

そう言われても、あなたは反発するかもしれません。

否定の思いが強ければ強いほど、
あなたの中でその要素は分離し、

その分離のゆえにますますそれは、
荒ぶる不穏な種となってしまいます。

つまり、拒絶された要素は受容されることを
求めて、繰り返しそれを感じさせるような
出来事を引き寄せてくる、という法則が
あるからです。

感情解放ワークは、やればやるほどに、
自身の最も見たくない、受け入れがたい側面に
対峙することを要求します。

それに向き合うのはとても苦しかったりしますが、
統合できた時の安らぎは、言葉に言い表しようも
ないほどに、深いものがあります。

何をどれだけやっても休まらなかった
心の平安が訪れるのです。

徹底的に、どこまでも自分自身に誠実であれ。
真実に向き合い続けよ。

それがワークをする人に魂から発せられる
ミッションなのです。

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