「鏡」に映った自分の感情を受け止める

感情解放ワークでご質問があったので、
他にも同じところで行き詰っている人がいるかも、
と思いブログで回答させていただくことにしました。

ワークでは、自分の感情を受け止めていくのと、
イメージワークで相手の視点に入って
相手の感じている感情を受け止めていくことを
よくやります。

なぜ相手の視点に入って相手の感情を
受け止めるのかというと、
実はその感情も自分自身のものだからです。

その感情を持っているからこそ、
同じ感情を持っている自分がその人に
引き合い、その出来事が起こっています。

相手は自分自身の「鏡」でした。
その鏡をじ~っと覗いてそこに映るのは、
紛れもなく自分自身です。

その「鏡」に、とても意地悪な気持ちの人が
映っていれば、それは自分だし、

その意地悪な人の心の奥に、とても淋しかったり
悲しかったり、無力感や無価値感が
見えたとすれば、それもまた自分自身の気持ち
なのです。

だからこれを統合すれば、その辛かった出来事は
癒えて行きますし、二度とそのような人を
引き寄せることはないのです。

で、ご質問は、その相手の視点に入ることに
ものすごく抵抗感があって、そうしようとされると
毎回体調を崩してしまってワークができないが
どうしたらよいか、ということでした。

自分をひどく責め苛んだ人や、とても傷つくような
ことをされた人に対しては、確かに抵抗感は
あるでしょう。

こういう時は、相手の視点に入る前に、
まず自分自身の視点から、相手に対する気持ちを
丁寧に受け止め、吐き出すことをしていきます。

相手にすんなり入れるときも、
基本は自分の気持ちをある程度受け止めてから、
というのが基本になります。

受け止め方ですが、
まず自分の感情の体感覚を取って
そこに命の呼吸を送ります。

命のエネルギーがちゃんとそこに届いていれば、
その部分に何らかの変化があるはずです。

ない場合は届いていないということなので、
自分がその感情に触れることに対して、
何らかの恐れがあると見ます。

この場合はその恐れをまず受け止めることから
やります。

変化がある場合は命のエネルギーは届いている
と見ることができますが、多分それだけでは
すべてクリアにならないでしょう。

そこからさらに、感情のカケラ君に
やってあげなければいけないことがある、
ということになります。

じっとカケラ君を感じながら、
カケラ君が言いたがっていること、
自分に伝えたがっていることを
インタビューするように聴いてみましょう。

この時、決して頭で推測して
カケラ君の声をねつ造しないように。

ただじっと感じて聴くのです。

カケラ君の声は、とてもシンプルです。
ずらずらとあ~だこ~だとは言いません。

心を澄ませても聞こえない場合は、
自分がカケラ君の声を聞くことを
恐れているということです。

聞くのが恐い。
だから、耳をふさいているのです。

聞いてしまったら自分はどうなるのか?
と問うてみましょう。

ショックを受けるとか、悲しみに泣き崩れるとか、
色々イメージが浮かぶでしょう。

そのショックを受けたり悲しみに泣き崩れている
感覚を体でしっかり感じながら、
命の呼吸とともに受け止めていきます。

こうしてカケラ君の声を聞くことへの
恐れが統合されると、声は聞けるようになります。

そうしたら、それを吐き出していきます。

それは、誰かに言いたかったけれど、
飲み込んだ言葉かもしれませんし、
自分にそれを言うことを許せない言葉
かもしれません。

相手に対する言葉であれば、
イメージワークで相手を呼んできて、
吐き出していきます。

この時のポイントは次の2点を
表現することです。

相手にされたその言動によって、
自分がどんな気持ちになったのか。

そして、本当はどうしてほしかったのか。

この2点を伝え、相手の反応を見ます。

相手は驚き、動揺しているとか、
知らなかった、ごめんね、と謝ってくるとか、
全く受け止めず、スルーしているとか、
表面的に聞いているようで、
実は逃げているとか色々あるでしょう。

相手の反応にわだかまりを感じる時、
ここでようやく相手の視点に入って
相手のその言動の動機となった感情を
受け止めていくわけです。

前半部分の自分の気持ちを受け止めることを
丁寧にやっていないと、
ここでつまづいてしまうわけですね。

どこかで自分の気持ちを否定していたり、
ジャッジメントしていると、
うまく受け止められないでしょう。

特に憎しみや怒りは、それを吐き出して
いくことへの恐れや抵抗が大きい方も多いです。

ボリュームの大きい感情のチャージを
解放していこうとするとき、
その破壊的なエネルギーに危険を感じてしまう
からかもしれません。

感情のエネルギーが大きすぎて受け止めきれない
と感じたときは、カケラ君と交渉しましょう。

私は君をどうにかして解放したいと思っている。
でも、一遍には今の私には無理だから、
私がが受け止められる分ずつ、
少しずつ出てきてね。って。

カケラ君としては、一刻も早く出たいけれど、
全く出られないのは困るので、
大抵この交渉には応じてくれます。

そうやって、ちょっとずつでも
受け止めていけば、自分の中で随分感じ方が
変わってきます。

こんな風にして、まずは自分の苦しみを受け止めてから、
相手の視点に入る、という流れをつかんでみてください。

ヒントになりましたら幸いです。

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