自分の気持ちに適切に応答する瞬発力

自分の気持ちやニーズに毎瞬、
「適切の応答する」って、
訓練してないとなかなかできないな~
ってしみじみ思いました。

何かの出来事や相手の態度に違和感を感じたとき、
それによって生じた自分の気持ちに気づき、
最適な応答の仕方を実行するって、
かなり瞬発力が要るんですね。

感情解放ワークの初心者の方には
まずは自分の気持ちに気づけるように
意識を向けましょうということを
お伝えするのですが、

気付けたとしても、
その場でワークできない時もあるし、
その気持ちを表現してしまうのは
適切ではない場合もあるでしょう。

そういうときは、感情のカケラ君に
「ちょっと待っててね、後で必ず
お迎えに行くから」って言ってあげると、
その瞬間に気持ちがすっと引くことがあります。

その言葉は自分との約束なので、
後でちゃんと約束を果たしてあげないと
いけません。

後で待っててくれたカケラ君をお迎えに、
ちゃんと時間を取ってワークしてあげる
わけですね。

こういう場合でなくても、
瞬間瞬間に自分の気持ちに応答していくのって、
簡単な時もあれば、タイミングを失して
抑圧になってしまい、後で暴発ってことも
あると思います。

私自身、先日のいざこざの原因は、
自分の違和感を抑圧してしまったことが
出発点だったな~と気づいたところ
でしたが、

じゃぁあのときに自分の気持ちに
どうしたら適切に応答できただろうか
って考えると、まだブレーキがあるんですね。

けれど、波風立てないようにするために
ぐっと我慢して抑圧するって言う選択は
基本私にはないので、

どうしたらこの気持ちに「適切に」
応えてあげられるだろうか
って言う方向で考えたいのです。

でも、瞬間的に表現してしまうと
自分の中の怒りの気持ちが乗ってしまうので、
そういう怒りも瞬間に処理して表現できるときも
あれば、まだできないときもあります。

それで、瞬間的に処理できない時に
なぜそうなのかな、と考えてみると、

何かしら、動こうとしたその行為を
自分の中でジャッジメントしている声が
あることに気づきました。

「そんなこといっちゃったら
相手に悪く思われるし、自分の立場が悪くなる」
「寛容でないのはみっともない」
「このくらいのことに一々目くじら立てる
自分がおかしいのではないか?」とか。

書き出してみれば、「だから何?」
くらいのことなんですが、
こういう言葉が心の内に響くたび、

言おうと思った言葉を飲み込み、
委縮してしまうんですね。

こうした言葉を見る時に思い浮かぶのが
母の「ちょっとあんた!何やってるの!
黙ってなさい、みっともない!」という
しかめ面です。

母のその表情、その言葉を聞くと、
反射的に私は自分が場違いな、悪いことを
したような気になって、

訳も分からず納得もしないまま、
振り上げた手を下ろすのでした。

自分の違和感を表現するのは
世間から見たら非常に奇異で場違いな、
悪いことであり、自分の立場が悪くなる、
場の調和を乱すことなのだという刷り込みが
ここでしっかり入っていたようです。

自分でもこんな構造があったなんて
今の今まで気づきませんでしたが、
ブレーキの正体が見えてきました。

それを踏まえて改めて見てみると、
確かに母は、いつもそういう論理の上で
行動しているし、

普段から言葉の端々に
「周囲の人に叩かれないように」
という意識が感じられます。

母も、地元の人相手の商売をやっている
家に嫁いできて、色々大変だった話も
聞いているので、そういう戒めが
がっちり入るのも、仕方ないこと
だったのでしょう。

何気なく毎日聞いていたけれど、
そういう心理から来る言葉を日常的に
聞くことで、知らぬうちに暗示のように
私にもその心理構造が刷り込まれたんですね。

で、どうやってこれに対処していくか。

波風が立つことを極端に嫌うのは、
そうなったときに起こる諸々に対して
「恐れ」があるからです。

そうなったとき、どんな気持ちになるか?
この気持ちを統合していけばいいわけです。

周りから浮いて奇異な目で見られている時の
居心地の悪さや、陰口を言われている時の
重苦しい胸の感じ、問答無用で責められている
場面で全身ショック状態になっているような
感覚など。。。

どれも嫌なものですねぇ。

ひとつひとつ、これらの感覚を捉えて
命の呼吸を送り、飲み込んだ言葉を吐き出し、
ということをやって解放していきます。

さらにワークでは、責めてきたり
陰口を言ってきたりする相手の視点にも
入って、その人たちがそうせずにはいられない
動機となっている気持ちも統合していきます。

被害者と加害者は表裏でひとつのものなので、
被害者になったということは、必ず加害者と
同じ要素を持っていると考えるからです。

人を責めてしまうときに噴き出している
あるいは、陰口を言うことに駆り立てる
その気持ちを統合していくんですね。

そうすると、もう人を責めたり陰口を
言う必要がなくなる。被害も加害もない
平和なストーリーに転換されるのです。

ここまでをざっくりとやって見ると、
大分ブレーキの感覚が緩んできました。

今度は、もう少し自分の気持ちに応答するのに
躊躇なくできるかな。

あとは瞬発力ね。
これは意識して見ようと思います(^^)

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