感じることの糸口をつかむ

ここのところ、何度も繰り返し
同じ事を違う角度から書いている
ようにも思うのですが、

どれだけ書き続け、伝え続けても
やっぱりここから外れてワークは
成り立たないと思うので、今日もやっぱり
同じことを書いてしまいます。

それはね、
自分が引き受けるべきもの、
見るべきものを飛び越えて
目先の成果を得ることに焦っても、
結局は得たものすべてを壊して、
取り残してきたもののところに
戻ってくるよ、ということです。

自分に向き合うことに取り組んでいる人は
多いけれど、漫然とぐるぐる考えることが
自分に向き合っていることになる
わけではありません。

もちろん、向き合おうとするその意志がある
ということは素晴らしいことです。

ただ、厳密にその歩みを検証することを
疎かにしてはならない、と思います。

何度も同じテーマが浮上してくるなら、
まだ自分が見逃している要素がある
ということです。

それをどうやったら見つけることができるのか、
そもそも何故見逃してしまうのか、ということに
自分で答えを見出さねばなりません。

気づくことができない、ということは
そこに心の死角がある、ということです。

見ようと思っても、見えない状態に
なっているわけですね。

なぜそうなっているかと言えば、
自分で蓋をしているからです。

自分だけの力で蓋をしているケースもあれば、
何か別の存在の力を借りて封印している
ケースもありますが、

いずれにせよ、見えなくしているのは
自分自身なのです。

なぜか?

見ることが、耐え難いからですね。

悲しみや傷ついている自分を
受け止めることができないとか、

怒りや憎しみ、嫉妬に狂っている自分を
直視し、受け入れることが苦しいとか、

絶望に沈んでいる自分に触れることが
恐ろしい、気が狂ってしまいそうだ等々。

だから見ない。無いことにして、
それはいいから先に進もうとします。

ぐちゃぐちゃの泥道に
分厚いアスファルトを敷いて
表面的にはきれいで立派に作って
見せるわけですね。

でも、そんなものが実用に耐えられるはずは
ありません。余計に怪我と混乱の元になります。

そうして、折角きれいに作ったアスファルトを
引っぺがして、工事のやり直しになるのです。

自分を見つめる作業をするときに
押さえておくべきことは、
ちゃんと自分が感じられているのかどうか、
という部分です。

ハートに問いかけをして感じてみたときに、
沈黙しかないとか、何ら反応を感じ取れない場合は、
自分に繋がれていません。

聞ける状態になっていないということです。

何も感じない、ペタッと蓋をされたような沈黙に
さらに心を澄ませて行かなければいけません。

その無感覚の感覚に、意識を向け続けるのです。

多くの人は、多分そうしないで
え~、なんでだろう?って
頭で考え出すのでしょう。

でも、考えるとマインドに入ってしまうので、
マインドに入らないで、感じ続けるのです。

多分それは、とても苦しいことだと思います。
焦りや不安、苛立ちや悲しみなどが
浮上してくるかもしれません。

あるいは、体が痛くなったり、
ドキドキしたり、ザワザワしたり
するかもしれません。

そういう感覚、感情のすべてが、
感じることの糸口になります。

体の痛みは、心の叫びです。

心で表現することが許されなかった
諸々の思い、感情が、体に痛みとなって
表れるのですね。

痛みをジ~っと感じていくと、
悲しくなったり絶望的な気分になったり
しますが、それこそが、あなたが封印した
感情です。

だから、それをちゃんと受け止めて
生きてあげなければいけません。

体の痛みもただ薬で抑えるのではなく、
自分がどんな気持ちを封印してしまったのか、
聞く耳を持ってあげてください。

頭では、自分は十分に
自身の感情を受け止める準備ができている
と思っていても、実際はそうではない
ということは非常によくあります。

本当に生々しいこういう心身の苦痛に
自分がどれだけ受け止められるかは、
決して頭の算段で測れることではないのです。

まさに絶望に沈んでいたり、
気が狂わんばかりのその自分と同じところに
自分を見失うことなく立てるのかどうか。

そうしても大丈夫な自分を
修練し、育てていくんですね。

一時の解放感や達成感に惑わされないで、
心の死角がどれだけ解消されているかを
しっかりチェックしてください。

それこそが、本当の達成度であり、
進捗なのですから。

一時の解放感を指針にしていると、
それがないと途端にダメな自分という
無力感に襲われ、本当に見るべきものが
見られなくなってしまいます。

本当に自分自身のあらゆる側面を
受け止められているのであれば、
心は安らかで焦りはありません。

この自分で、ここにいて
大丈夫だからです。

たとえそれがどれだけ未熟な自分であっても
その自分とともに、生きていける。
それが本当の強さです。

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