今日は、境界線の話の延長線上で、
自分の中に入り込んでいる、
自分ではないものの要素について
また改めて考察してみたいと思います。
これまでにも、
自分の中に別の存在が入り込んでいる
という話は何度も書いてきているのですが、
様々なレベルで、様々な存在が、
色々な目的、意図で入っているな～
というエネルギーを読み取ることが
しばしばあります。
死霊から神様、ダークサイドの存在たち、
妖怪とか宇宙人など、ありとあらゆる類の
存在たちがいるわけですが、
今回取り上げてみたいのは、
そういう存在の種類についてではなくて、
異物を異物として認識する自分の側の機能
についてです。
肉体で言えば、免疫機能、
パソコンで言えばファイアーウォールなどが
これに当たるかと思いますが、こういう機能が
甘い人がいるんですね。
自分で招いている人は
そういうバリア設定を自分で解除して
いるのでしょうけれど、
勝手に侵入してくる輩の場合、
そのバリア設定をだまくらかして
侵入してくるとか、
機能不全にする働きかけをして、
バリアが機能しなくなったところを
すり抜けてくるとか、色々な方法で
入って来るようです。
そういう働きを間近で見ていると、
本当に人間の免疫機構そのままだな、
と思うのですが、
マクロの視点で言えば、
国なんかも同じなんだろうな、
と思います。
自分の定義、認識、境界線って
とても大事です。
そういうのをないがしろにして
すっ飛ばしてワンネス意識に至ろうとする
人もあるのかもしれませんが、
そういう傾向には私は懐疑的ですね。
理由は、これまでにも書いてきてますので
ここでは割愛します。
何を自分の中に取り込むのか、
取り込んではいけないのかが
識別できないというのは、
国家でも生体でも、致命的です。
世界は一つ～！とか言いながら
（いや、言ってないか。笑）、
国境を開いて膨大な数の難民が日々押し寄せ、
難民に交じってマフィアだのテロリストも
入り込んできて麻薬や人身売買が横行し、
国が大混乱している今の米なんかを見ていると、
国境がない世界が理想郷だというのは
きれいごとでしかない、というのを
しみじみ思います。
日本も、甘々なザル法で
世界からみなさんどうぞいらっしゃい！
と政府主導でやってますから、
よその国のことを言ってられません。
話は大分それました。
適切に境界線を引き、
互いにそれを尊重し合いながら
自分自身を豊かに満たしていくというのが、
関係性を幸せなものにしていく
基本なんじゃないかな、と思います。
そしてまた、関係性においては、
互いが同じ認識を持っているとは限らない
ということもまた厳然とした事実としてある
ということを忘れてはなりません。
こちらが境界線を大事に思い、
尊重したとしても、
相手も同じ温度感、認識でそれを
尊重する存在ばかりではないのです。
そうなった時に、
断固とした姿勢を取れる自分であるのかどうか。
あらゆる手を尽くして乗っ取ろうと
してくる輩に対して、
平和的な話し合いがどこまで
通用するんでしょうか。
セッションでも、
魔物だの宇宙人だの様々な存在と
交渉しますが、
表面的には穏やかに、平和的に
話を聞いているようでいて、
私は断固として引かないし、怯まない、
と肚を括って交渉しています。
何か下手なことやって
いい加減なことするなら、
こちらもタダではおかないよ、
という覚悟はしているんですよね。
そういう覚悟があるからこそ、
割とあちらもあっさり引き下がってくれたり
穏便に済むことが多いのだろうと思います。
これが、相手に
こいつならうまいこと丸め込めそうだとか、
ちょっと脅せばビビッて尻尾巻いて
逃げて行くだろうなんて感じさせていたら
そうはいかないでしょう。
平和的な話し合いの奥に、
確たる意志とパワーの裏付けが
不可欠だと思います。
踏み越えさせてはならない一線を
しっかり自覚しておくこと。
こういう意識を持つことが、
ひいてはファイアーウォールを
強化していくことにもつながり、
侵入してこようとする輩に
その気を起こさせない予防線にも
なるのです。
泥棒と同じで、仕事が
めんどくさそうと思わせられれば、
それだけで被害に遭う可能性を
ぐんと減らせるんですね。
他にもっとガバガバなところは
いくらでもあるわけですから。
このようにして、
心も体も、免疫機能をしっかり
強化していきましょう。