昨日は逃避する意識の段階について
書いてみました。
今日は、では逃避するスタンスから
いかにして方向転換していくのか、
というところについて、思うところ
書いてみます。
どのケースでも共通しているのは、
逃避するということは、それに対して
対処する力が自分にはない、
と多かれ少なかれ感じているところが
あるのだろうと思います。
面倒くさいというのも含めて、
それを完了させるところまで
やり切る意志が、くじけている
のですね。
だから、まともに向き合えない。
向き合えていないときの
意識を読んでいくと、
現実から目を逸らしているとか、
意識はその方向を向いているようで、
何も見ていない状態とか、
とにかく、見るべきものを
捉えられていない、
グリップできていないのです。
そうしようとすると、
ものすごく混乱するとか
不快感が湧き出てきて
とても居られない状態に
なると思います。
それが、
向き合えない原因となっている
感情のエネルギーなのです。
ワークでは、これを
しっかり認識して捉えるところが
最初の足がかりになります。
これができないと、
延々とこのエネルギーに飲み込まれ続け、
先には進めません。
ワークで何度も同じところを
グルグルしている人は、まずここが
しっかり捉えられていない人が
多いですね。
だから、わかっているけれど
頭で考えて、いつも同じパターンで
同じところに戻るということを
繰り返すのです。
ワークは思考で整理納得して
収めるのではなく、必ず
感情のエネルギーを捉えて
統合していきます。
マインドに流れていないか、
注意深く在りましょう。
これまで何度も繰り返し
味わってきた、馴染み深いけれど
苦手な感覚、感情こそが、受け止め、
昇華させるべきエネルギーです。
そしてもう一つ注意すべきポイントは、
そのエネルギーを「消そう」と思って
向き合わないことです。
それだと、そのエネルギーを
否定していることになり、
拒絶されたものは何度でも
繰り返し差し戻されてくるという
法則から、統合はされずにまた
戻ってきます。
長くワークに取り組んでいる方でも、
消えろ~!!と思いながら
やっている方、結構多いです。
それだとワークにはなりません。
ワークの根底にあるのは、
慈悲の眼差しです。
自身のあらゆる側面を
本当に自分の一部として迎え入れ、
受け止め、それとともに生きていく
という慈悲なんですね。
厄介者は消えろ!という態度は、
あなたがこれまでの人生で出会ってきた、
決して自分を受け入れてはくれなかった
人たちの態度とイコールです。
その人たちのその態度で、
あなたはどんな気持ちになったでしょう?
自分がここにいるにもかかわらず、
否定され、無かったことにされ、
そうではない自分になれと駆り立てられ、
なれない自分を責め、切り捨てられる
悲しみと怒り、淋しさ、孤独。
それを繰り返してきたのでは
ないでしょうか。
その態度は、あなたが自分自身に
していることの写し鏡です。
これを改めるように、
という人生からのお知らせが、
その人たちとの出会いだったんですね。
この話をセッションなどで何度もしますが、
そうは言っても、気が付くと同じことを
してしまっているのです。
なぜそうなのか。
自分が幸せになれない、不快なのは、
これのせいなのだと思っている
ところがあるからです。
それはとんだお門違いで、
責任転嫁そのものです。
自分が幸せでなく、不快なのは、
紛れもなく自分のその態度のせいです。
自分が最も恐れている
その孤独、悲しみ、怒り、淋しさ、
絶望感などを、誰のせいにもせず、
逃げずに受け止めていく肚を括ることです。
世の中に奉仕したいという崇高な願いを
持つ人も多いですが、その前に、
自分の中の責任転嫁を止めて、
引き受けるべきものを引き受ける
器ができなければ、世に奉仕するお役は
務まりません。
自分自身の力を本当に発揮していく
土台となるのが、この意識、
慈悲の眼差しです。
よくよく、心されますように。