識別する目を養うことを怠るなかれ

昨日は豊かさの特別講座の第1回目でした。
お集まりくださったみなさま、
ありがとうございます。

みなさんそれぞれが持っていらっしゃる
要因を掘り下げながら、エネルギーを
流していきましたが、

案外、豊かさというテーマが家族に
つながっているのだな~と興味深く
拝見していました。

豊かさを受け取れない引っ掛かりを
深く深く掘り下げていくと、

幼少期に体験した淋しさだったり
人生のどこかで体験した裏切りからくる
不信感、神への激烈な怒りや誰かを
傷つけてしまった罪悪感など、

本当に色々なものが出てきました。

特に肉親との複雑に絡み合った様々な
感情が何度も繰り返し出てきていたのは、
当然と言えば当然、意外と言えば意外
でした。

そしてまた、私たちは表面的な願いとは
裏腹に、実は豊かでありたくない思いも
持っていて、それが何重にもふたを
作っているのも目の当たりにしました。

反発心をばねに生きていた人は
それを手放すのを恐れ、

愛されなかったから愛せないと思いながら
生きてきた人は、愛されなくても
愛で満ちている自分に移行することを
ためらい、

自由になるために誰かの許可を
待っていたりします。

なりたい自分、そうでありたい自分に
自分で許可を出しても良い。

苦しくて決して満足できない自分なら、
そこに安住して不満を言いながら
「不幸な自分」にしがみつかなくても
別の可能性を選択しても良い。

そんな風に新たな視点を提供していくと、
最初は戸惑いながらも、変化を受け入れ、
愛や豊かさを受け取れるようになったり
します。

結局のところ、
自身の在り方を決めているのは自分自身である
というこの大原則を受け入れるならば、
誰も被害者や加害者にはなりえないのです。

いかに苦しかろうと、不都合であろうと、
今のその現実を選んでいるのは自分です。

けれど、多くの場合その選択は無意識に
なされているので、顕在意識の思いとは
正反対に見えたりして、自分では
どうにもならなくなって戸惑うのでしょう。

だから、掘り下げをして
「確かにその選択をしている自分」を
明らかにするわけです。

ただ、ここでみなさんがおっしゃるのは
サロンでするほど自分ではそこまで深く
掘り下げることができない、ということです。

私から見ると、やはりみなさんの
掘り下げは大分浅いですね。

なぜ深く掘り下げられないのか、
端的に言ってしまえば、
「厄介ごとがでてきてしまうのは面倒だ」
という心理が影響していると思います。

つまり、自分では手に負えない
苦しい感情やらストーリーやらが出てきて
しまって、今かろうじて保っている
バランスが崩れてしまっては生きていけない
という恐れがあるのだろうと思います。

ヤブヘビはごめんだ!って感じでしょうか。

ふたを開ける前からこんなに
腰が引けていては、
開けられるものも開けないでしょう。

扉を開く前に、まず心を決めることが
先決ですね。

つまり、出てきたものが何であれ、
受け止める、という態勢を整えることです。

そしてまた、これまで自分を支えてきた
そのロジックやバランスが変化していっても
いいのかどうか、というとことに
合意があること。

これ結構大事ですね。

楽になりたいと思っていても、
自分の在り方を変えることは望んでいない
というケースも良くあります。

癒されたいと思っていても、
憎しみを手放すのは嫌だ、とかね。

心の構造のどこかのレンガを外せば、
全体のバランスが変わるのです。

すべての意味合いが多かれ少なかれ変化して、
それ以前のようではなくなります。

ヒーリングは、その人が変化することを
許可した範囲で効力を発揮するもので、

結局のところ自分がどう在りたいのかを
決めなければ、何にも始まらないのですね。

自分じゃ決められないから、あなたが決めて!
ってこれは無理な話です。

っていうか、それやっていいんですかね?

さんざん支配される苦しみとか押し付けられる
苦しみとか味わってきたんじゃないでしょうか?

私は頼まれてもしませんけどね。笑

この辺り、ヒーリングを受けようとする方は
ぜひ知っておいていただきたいところです。

だから私のセッションでは、
あなたは今何を選択しているのか?そして
あなたはこれから、何を選択するのか?
というところを深く問うていきます。

自分に本当に向き合わなければ、
この問いの答えは出ません。

だから、自分に向き合うことが苦手な方
にとっては、苦しかったりもするでしょう。

でも、本当に自分の人生を生きたい!
と願うなら、ここは避けては通れない
ところですね。

昔、某化学兵器テロを起こした宗教団体の
元信者が、インタビューの中で
「なぜあんな教祖を信じたのか?」と
質問されて、

「彼は何でも自分が欲しい答えをくれた
からだ」と答えていたのが印象的でした。

どう生きたらいいのか。
何が正しく、何が間違っているのか。
真理とは何か?
などなど、聞けばなんでも即座に
「正解」を答えてくれたわけです。

なるほど、便利と言えば便利ですが、
それはその人にとって本当に
「真実」だったのでしょうか?

安易に「正解」を求める心理の裏で、
自身の真理に盲目になる怠慢を
犯さぬように。

ハートをしっかり開いて、
自身の感覚を磨き、
しかと内なる神に根付くように。

真実なるものだけが、本当にあなたを
豊かに満たします。

識別する目を養うことを、
怠るなかれ。

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