自ら打ち込んだ戒めの楔

セッションの時、私はその方の
様々なエネルギーの状態を見ているのですが、

よく注目するのは、その方が何かをするとき、
どんな意識でそれをしているのかな、
というのを見ています。

一番多いのは、
人とコミュニケーションをとっている時で、
その人のエネルギーが相手の心情に触れているかどうか
というのをチェックします。

相手の考えていること、気持ちがわからない、
というのは、自分が相手の心情に触れようとしていない
触れていない、ということが原因です。

そりゃぁ、触れなければすべて自分の推測、妄想
になるわけで、かみ合わないのは当然ですし、
わからないですよね。(^^;

なぜ触れていないのか、そこを掘り下げて
様々な対処をしていくわけです。

こういう場合は大抵、相手の本心に触れることへの
恐れがありあります。

それを知ってしまったら、ものすごくショックを受けて
傷つくかもしれないとか、自分の非を認めなければ
いけなくなる、とか、まぁ色々ありますよね。

傷つきたくもないし、自分が悪者になりたくもない、
自身の非力を認めたくもないので、
知りたくもないわけです。

知ってしまうのが恐い。
だから触れられずにいるのです。

ここを、真実を受け止めても大丈夫な状態に整えると、
ちゃんと相手の本当の気持ちや思いに触れられる
ようになり、円滑にコミュニケーション
できるようになります。

家族や恋人、友人や職場の同僚上司部下、
あるいはご近所さんやママ友、趣味の仲間など、
色々な人間関係がありますが、

コミュニケーションがうまく取れないという人は、
必ずと言っていいほど、相手の心情に触れることへの
何らかの困難を抱えている気がします。

そこには、過去に体験してきた人間関係の中で
味わった、何らかの辛い体験の記憶が絡んでいます。

今生かもしれないし、過去世の場合も結構あります。

そして、そうした体験の中で相手から投げかけられた
言葉が、深くエネルギーボディに突き刺さっている
こともよくあります。

そういうのがあると、実際心が重く感じられますし、
何かポジティブな方向性に向おうとするときに、
まるで呪いのようにその言葉がブレーキをかけてしまう
なんてこともあったりします。

こういうものは、気づけばすぐに抜くことは
できますので殊更に恐がる必要はありませんが、

相手にそういう言葉を言わせている要素が
自分の中にある、ということと、

それが今に至るまで影響しているということは、
その言葉に影響されることを自分が許しているのだ
ということは覚えておきましょう。

つまり、相手に言われたその言葉は、
既に自分の中にそういう思いがあるからこそ
言われた言葉であり、

たとえそれを言われたとしても、
自分がその言葉をどこかで受け入れていなければ、
影響力を持つことはできないのです。

セッションでもしばしばこういう言葉のエネルギーを
処理することはありますが、苦しいはずなのに、
それを抜くことに躊躇する思いを持っている方も
中にはあります。

つまり、その人自身がその言葉を
必要としているわけです。

たとえば、調子に乗って傲慢にならないように、
戒めとして持っているケースなんかがありますね。

でも、戒めが必要だということは、
傲慢さという要素があることが前提ですから、
根本的な対処ではありません。

戒めの必要のない状態にまでなるのが
本当だと思うんですね。

そういう状態になって初めて、
自ら打ち込んだ戒めの楔が必要なくなり、
手放すことができるようになるのです。

ただ抜いただけだと、まだ傲慢さはそのままですから、
戒めがなくなった状態ではいつそれが発動して
閉まってもおかしくない状態です。

となれば、その人は再び戒めを自らに
打ち込むことをするでしょう。

すなわち、そういう出来事を引き寄せて、
二度と自分が過ちを犯さぬように、と
心に刻むような思いをするのです。

こういうことを繰り返している方、
ありませんか?

戒めがなかったら、こうなってしまう、
というその恐れの状況を、しっかり
掘り下げて行かねばなりません。

それが傲慢さ、というテーマだとすれば、
なぜ傲慢になってしまうのか。
その原因のところですね。

傲慢さの奥には、しばしば無価値感や無力感など、
自分自身の存在への心許なさ、不安感が
あることが多いですね。

意外かもしれませんが、相手の都合や気持ちなど
考えられないのは、自分の思い通りにしたい欲求、
思い通りにならなかったときの深い失望感が
裏表であります。

自分が愛されている確信と信頼がある人は、
思い通りにならなかったとしてもそれほど
深く失望はしないのですが、

そこがない人は、世界が思い通りになることが
自分がここにいていいという許可証明のように
感じていることが多いので、それが否定される
ということは、耐え難いのです。

だから人の都合や気持ちなど慮る余裕がないんですね。

こういうところの根っこをうまく満たして
自分の存在への信頼感、安心感が定着すると、
傲慢さは自然と消えていきます。

そうして、傲慢さを戒める楔も必要なくなるのです。

ここまでやって、やっと完了で、根っこが残っていれば、
また別の機会に出てくるでしょう。

さっと抜けるものもあるけれど、
根っこがどこにあるのか、よ~く見て
対処していくことです。

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