私が道を踏み外さないために大切にしていること

何かしら、自分を磨くためのことをするのって
いいな~と思うのですが、趣味のレベルから
仕事で必要だからとか、人生をかけた
霊性修行の段階まで、色々あります。

中には結構ハードに打ち込む方もありますが、
ただ自分の内側から発露するものを
表現する以外は、何かしらの目的がある
だろうと思います。

何のためにそれをするのか。

目的がある場合は、今自分がやっていることを
時々振り返って、その目的を達する方向に
ちゃんと進んでいるかどうかを確認すると
良いと思います。

たまに、その行為に打ち込むあまり、
当初の目的からだんだん何かがズレて
きてしまうことがあるからです。

たとえば、幸せになるために
お金を稼ごうと思ったのに、気が付いたら
お金を稼ぐこと自体が目標になってた、
みたいなことです。

修行好きな人もいるけれど、
修行する行為自体が目的になって、
何のための修行なのか、

自分を磨くどころか、かえって
自分を見失っている人もみかけない
わけではありません。

そういうときって、自分でも気づかない内に
判断能力が鈍っておかしな選択をしている
ことがあって、しかも自分の考えに
固執して周囲の声に耳を傾けなくなっている
ことがよくあります。

これはもう自分ではいかんとも気付けない
ところではあるのですが、そういうときこそ、
普段から信頼している友人たちの声に
耳を傾けることが大切だと思うのです。

言いにくいことを本音で言ってくれる友人が
自分の周りにいてくれることは
本当に財産です。

そういう人たちこそ、自分では気づかない
在り方の変化を敏感に感じ取って、
注意喚起をしてくれたりするのですよね。

私にも、私がおかしなことになったら、
ちゃんと言ってくれるだろうなって
信頼している友人たちがいますが、

そういう人たちと定期的に交流して
調子が悪い時も、良い時も、
言葉を交わしていることが私にとっては
道を踏み外さないための自分なりの
防御線になっています。

ただ、人生にはどうしても一人になって
深く深く自分に向き合っていくべき
ときもあります。

だから、いつも友達とつるんでいなければ
いけないというわけではないのですが、

本当に深い人間性のところでつながっている
人たちは、その人に孤独が必要であれば、
静かに見守ってくれます。

その眼差しが、どこかで一人の期間を
支えてくれる力になっているかもしれません。

そしてまた、そのような節度ある人たちは、
たとえ道を踏み外して忠告を受け入れなかった
としても、本人がその学びを完了することを
見捨てることなく、いてくれます。

私も、友人たちに支えられているように、
誰かにとってのそういう存在であれたらいいな
と思っています。

そうした関係ではない場合で
自分が大きくシフトしていくとき、
人間関係が大きく変わることも
ありますね。

自分が危ない方向に舵を切ったから
それまでの人間関係が切れるのか、

あるいはそれまでの良くない在り方が
修正されたがゆえに変わっていくのか、
勘違いしやすいところではありますが、

そこはもう、忠告してくれる友人たちの
在り方を真摯に見つめることで
自ずからわかるのではないでしょうか。

それがわからないほど自分を見失っている
のなら、自分が選んだ道を自分の責任において
歩み切るしかないでしょう。

そしてその結果がどんなものであろうと、
しかと引き受けることです。

たとえ失敗だったと思えるものであった
としても、それを投げ捨ててしまっては
いけません。

そこに、次にどんな一歩を踏み出すのかを
決めるエッセンスが凝縮されてあるからです。

多くの人は、
「失敗を消し去りたい自分の歴史」
にして無きものにしようとしますが、

それでは自分がどの方向に舵を切り、
どう生きたらいいのかという学びが
すっぽりと抜け落ちてしまいます。

何故にそのような状態になったのか、
その結果の種となるものをしっかりと
処理しなければいけません。

そうして初めて、学びが自分の血肉
となって生きていくわけです。

ただ経験して、もうやらないようにしよう
と思い、全く別のところから持ってきた
「正解」を移植するだけでは、
学んではいないのです。

そこを見落としている人、
少なくないような気がします。

何はともあれ、人生に迷いや
勘違いはつきものです。

けれど、
もし何か軌道修正の基準とすべきものを
挙げるとするならば、
私は、真実を挙げるでしょう。

真実を色々解釈する向きもありますが、
私はシンプルに、自分の感じていること、
最初に思ったことに正直に、捻じ曲げず、
嘘をつかないことです。

しばしば人は、自分も他者をも騙すものですが、
どこまでこの真実を生きることができるか。

逃げているということも、ある種、
自分の真実から逃げているわけで、
真実を生きることは生易しいことではありませんね。

易きに流れず、狭き門より入れってことでしょうか。

全ての人の歩みに、最高最善の守護と導きが
ありますように。

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