陰徳を積むこととカルマの解消について

感情解放のセッションをしていると、
過去世と言われる、別の人生の
ストーリーが出てくることが
よくあります。

その中で、
悲惨な生い立ちから荒れすさみ、
ロクでもない人生を歩むストーリー
なんかも、非常に多くあります。

悪逆非道、残虐の限りを尽くす暴君だったり
人々を震え上がらせた殺人鬼、はたまた、
一見、誰もが良い人だという好青年が、
実は自分の親を殺して何食わぬ顔で
生活しているとか、まぁ色々。

けれど、一つ一つの人生の選択の直前に
浮上していたとても辛く苦しい感情を
統合してあげると、

その後の選択が変化して、
未来が大きく変わっていきます。

たくさんの人を殺した冷酷な暴君は
人々から慕われる善政をしいた名君に変わったり、
人を何のためらいもなく殺した殺人鬼は
たくさんの友人のいる街の中心人物になったり。

そして、その人が変わったことで、
最初のストーリーでは無惨に殺され、
あるいは不幸を味わうことになった人々も、
殺されず、笑顔で子孫を作っていく。
そんな風に変わります。

だから、こういう転換を見ていると、
自分が自身の感情を受け止め、
本当に統合するということは、
自分一人のことではないのだと
つくづく思うのです。

そんな中で、宗教ではよく、
陰徳を積むことが奨励されますね。

実際のところ、それはどんな風に
良いのだろう、というのを
まざまざと知る機会があったので、
今日はそれについて書いてみます。

ある人生のストーリーで、
冷酷な強盗団の男が出て来ました。
彼は、強盗に押し入った家の家人を
皆殺しにするのも
何とも思わない人間でした。

幼少期を辿っていくと、やはり
その環境は非常に厳しくサバイバルなもので、
彼の心は深く傷つき、人生を諦め、
すさんでいったのでした。

こういうケースはよく出てくるのですが、
このときは傷ついた心を癒し、気持ちを
受け止めるだけではなく、

なぜか、この子は陰徳を積むと良いようだ
と感じました。

だから、君のできる範囲のことでいいから、
何か少しでも人の親切になること、
喜ばせることを、今からやってみてごらん、
と呼びかけてみました。

この子の傷ついた心では、
ほんの小さなことでさえ、
それをするのはとても難しいだろう
と思われましたが、

だからこそ、値千金の価値がある。
と励ましました。

すると、その子は素直にそれを
実践してくれ、人が自分のやったことで
喜んでくれたことが嬉しい、
と言っていました。

そんなことを心がけて過ごすように
伝えて、時間を進めてみると、
彼は冷酷な強盗にはなっておらず、
友人に囲まれたごく普通の青年に
なっていました。

もちろん、元のストーリーで
殺された男性も殺されず、
豊かに暮らしていました。

その後も、チェックしてみると、
彼にはまだ何か負のコードの気配が
完全には消えずに残っていたので、
引き続き陰徳を積むように伝えました。

こういう、負のエネルギーの気配が
巷ではよくカルマとか言われるんでしょうが、
(もちろんカルマには良いカルマもあります)

確かに陰徳を積むことには実際的な
意味があるようだ、と感じるのです。

人にしてあげたことは、
巡り巡って自分に返ってくる
とはよく言われますが、

人を助けて、一番助けられるのは、
本当のところ、自分自身かもしれませんね。

何かしら、自分の心が辛いとき、
だからこそ、奮い立って、
世のため人の幸せのために
行動を起こすと良いでしょう。

電車で人に席を譲ってあげるとか、
困っている様子の人に
声をかけてあげるとか

順番に並ぶときに、先を争うのではなく、
お先にどうぞって言ってあげるとか。

何も何十万も慈善団体に寄付するとか
そんな大きなことでなくてもいいのです。
(できる人は大いにやったらいいと思います)

ほんの小さなことでいいので、
私が私か!!と叫ぶエゴをなだめて、
良かったらどうぞ、と一言いうだけで、

殺伐とした世界は、ほっこり
優しい世界になります。

大きな世界を大きな力で動かそうと
しなくて良いのです。

どうせ自分が普段意識を向けるのは
せいぜい周囲5mの世界でしょう。

あなたの無理のない自然な善意は、
その周囲5mの世界を幸せなものにします。

あなたの優しい行いを見た人もまた、
幸せになるでしょう。

世の中まだまだ捨てたものじゃない!
と励まされ、自分も行動する
勇気をもらえたり、何かしら
その人の意識を変えるきっかけに
なるかもしれません。

世界はそういう、些細な力で
大きく変わっていくものです。

よく、子供のころは
人には親切にしなさいって
言われましたが、

最近は恐い事件もいっぱいあるので
一概には通用しない教えになってしまい、
残念なことです。

けれども、
根本的に、心根の優しさは
失いたくないものです。

そして、そういうちょっとした心がけで
避けられる難というのも、実際に
あるのですよね。

ものごとの本質をしっかり押さえて、
自分なりにできる小さな陰徳を
今からぜひ積んでみませんか?

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