偽りの調和か、ハートの真実を生きるか

日頃、自分自身から逃げているほど、
自分に向き合う作業は
辛く感じられるものです。

向き合った瞬間から、
これまで放り出してきた
諸々の山が目の前に突き付けられ、
見捨てられてきた感情のカケラ君たちが
泣き叫んで怒り狂っているのに
直面してしまうからです。

そんな状況には耐えられないから、
耳をふさぎ、眼を閉じたまま、
自分に向き合うふりだけして
向き合っているのに何もわからない
ということにしていることもあります。

もちろん、本人は一生懸命
向き合っているつもりで、
自分が耳をふさぎ、目をつむっているとは
思いもしないのですけれどね。

向き合っているのにどうしても
何も感じられないというときは、
カケラ君が心を開いてくれないのではなく、
明らかに自分自身がカケラ君に
心を閉ざしているのです。

その逆は、あり得ません。

カケラ君が心を開いてくれるように、
自分の側が、もっと近づき、心を寄せ、
声を聴かなくてはなりません。

カケラ君の声が聞こえるくらい、
ちゃんと心を寄せて、
聞こうとしているでしょうか?

自分にとって都合の良い言葉以外は
聞きたくないのではありませんか?

カケラ君の本音で、たとえどれほど
自分が動揺し、傷つくことになろうと、
真実に触れたいと思っているでしょうか?

そうすることに、恐れや気の重さが
ないでしょうか?

自分にとって、最も認めたくない、
聞きたくもない真実に触れることは、
とてもキツイことだし、辛いものです。

それまで拠って立っていた世界が
根底から崩れていくような感覚にも
なるでしょう。

それでも、真実の声を聞くということは、
それまでの、偽りの調和によって支えられていた
安定した世界から去ることを意味しています。

諸々の心の痛みを封印して、
その上に築き上げてきた偽りの調和は、
真実の犠牲の上に成り立っています。

それだけのものを犠牲にして
築き上げてきた世界を放棄するのは、
葛藤もあるでしょう。

けれど、今のその生き辛さ、苦しみを
根本から変えていこうと思うのなら、
自分自身のハートの真実に戻るしか
道はありません。

嘘偽りをどれだけ重ねようと、
その先に生まれるものは、
嘘偽りの上塗りでしかなく、
真実になるわけではありませんから。

ボタンの掛け違いは、
元から正さないとダメなのです。

けれど、勇気を出して、
押し込めていたカケラ君の本音に触れ、
抱きしめ、統合していったとき、
もつれた諸々の糸はするすると
解けていくものです。

どれだけ小手先で対処しようとも
決して解けなかったこじれた難題も、
あっけないほどに収束していくのです。

結局は、自分自身なんですね、
とセッションをお受けになった方の多くが
そう言われますが、そうなんですよね。

こじらすのも、解くのも、
自分自身なのです。

苦しいのは、変に自分が意固地になって
しがみつくべきでないところにしがみつき、
不自然に歪めてしまっている何かがあるよ
というお知らせです。

それが何なのか、
どうやって修正したらいいのかを知るためには、
その苦しみ自体に耳を傾けなければいけません。

にもかかわらず、
そういう作業はとても辛いので、
なかなか意識を向けること自体が
できないのですよね。

感情解放ワークでは、その一番キツイところに
意識を向けていきます。

キツイのだけれど、
一番大事にしてあげなければいけない
ハートの真実が、そこにあるからです。

あなたが逃げてきたハートの真実って、
何でしょうね?

自分の非を認めなかったこと、
惨めさに打ちひしがれてる自分、
身を切るような孤独や淋しさに悶えている自分、
怒り狂い、誰かを憎悪している自分、
無力感や無価値感、絶望で
立ち上がる気力もない自分などなど。

そんな自分に蓋をして、
引きつった笑顔を振りまいていますか?

心は不安でいっぱいなのに、
強がって大丈夫なふりをしていますか?

良い人に見られたくて、
本当は傷つき、激怒しているに
気にしていないふりをしていますか?

そんなのは枚挙に暇がありませんが、
少なくとも、蓋をしてなかったふりをする
のではなく、自分の気持ちを在りのままに
認めてあげたいですね。

誰が自分を非難し、否定しようと、
自分だけは自分を裏切ったり、
見捨てたりしないように。

自分が自分を見捨て、裏切って嘘をつくと、
鏡の法則で、周囲の人があなたを見捨て、
裏切り、嘘をつくのです。

だから、自分自身に対して、
まず誠実で在れ。
親切で在れ。

自分が空っぽになっている人は、
ほんの少しでもいいから、
自分に対してしてあげられることを
精一杯やり、慈しむことです。

そうすると、
自分が満ちてきて、
生きる気力が戻ってきます。

自分を憐れむのではなく、
健全に地に足をつけて立つには、
自分から逃げていては自尊心を
持てません。

傷ついた心から、
エネルギーが漏れ出ています。

傷を修復し、力強く歩めるように、
きちんと向き合っていきましょうね。

一人じゃどうやって向き合ったらいいのか
わからない、心細いという方は、
ぜひセッション受けてみてね(^^)

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