加害者としての痛みを解放する

今年も残すところあと2週間、抱えている仕事と癒えの大掃除など、諸々のスケジュールとにらめっこしながら、カウントダウンゾーンに入って来た気がいたします。(^^; ちなみにサロンは、年内31日まで営業、新年は一応3日からご予約可能となっております。遠隔セッションをご希望の方は、お振込み確認の都合もあるので、お早めにお申込みくださいね。


焦る気持ちもありつつ、週明け19日からは今年4回目の水星逆行が始まるんですね。ここのところの忙しさで体調が怪しくなってきたので、ちょっとペースダウンをしたところでした。「まぁ、水星逆行なら焦っても仕方がないか」と、うまい具合に調整に入れたような気がします。

ちなみに今回は新年1月7日まで続くようです。この期間は、過去に乗り残してきたものに向き合うのにとても良いタイミングです。

忙しい年末に浮上するもの、年始に帰省などで浮上するものなど色々あるかと思いますが、自分の心と体を置いてけぼりにしないでしっかり向き合っていきましょう。そうすると、逆行明けの流れがぐっとパワフルに、スムーズになります。

実は個人的に、先日の瞑想会の前後に浮上した「加害者」のテーマがあって、今は少しずつそれに取り組んでいます。あることが原因で浮上した感情を掘り下げていったとき、長いこと魂の奥底に沈めてきた受け入れ難い出来事のストーリーが現れてきたのです。

元々の出来事は、個人的な事務手続きに関することだったのですが、妙に心配や不安、後ろめたさなどが出てきていました。冷静に考えれば、トラブルがあったとしても限定的だし、致命的になることは無いのに、感情は静まることはありませんでした。

そこでそのエネルギーをじっと感じて辿ってみると、「自分は罪人だ」というフレーズが繰り返し湧き上がってきました。このフレーズ自体は、ずっと以前にも何度か出てきたことがあったものの、深く掘り下がらずにいたものです。

「自分は罪人だ」と思う一方で、実際に自分がやったことは認めたくなくて、逃げている自分がいました。

一体私は何をやったのだろう?とさらにその感情のエネルギーにフォーカスしてみると、10代の少年だった自分がある宝石を盗んだことで、親切にしてくれた知り合いのおばぁさんがむごい殺され方をしてしまったという過去世が出てきました。

「とんでもないことをしてしまった!」というショックと動揺に、どうしていいかわからず、ただひたすら「おばぁさんに申し訳ないことをした」と自分を責めていました。そして、その出来事に向き合えないまま、記憶の底に封印し、後ろめたさをねじ伏せながら生きていたのです。

このことが、真実を封印して歪んだ心理構造を私の中に作り上げ、在るべき場所に居ない居心地の悪さを常に感じるという状態の原因になっていました。これはもう、どんなに真実を認めるのが辛かろうと、自分のやったことを認め、やるべきことをやらなければならないと肚をくくりました。

過去世のストーリーの中で、まずは自分が盗みを働いたことを認め、それはおばぁさんのせいではないのだと名乗り出ました。当時の自分は、罰を受けるのが恐くてそれができなかったのです。けれど、自分のせいであんなにも親切にしてくれた人がなぶり殺されるのを見るくらいなら、自分が罰を受けた方がどれだけいいか。そのことだけを思って勇気を奮い起こしました。

自分が弱かったばかりに、自分の中の淋しさや虚しさ、悲しみや怒りをどうすることもできず、それを世の中にぶつけて盗みを働き、その結果がこんなにもむごい仕打ちとなって自分に返ってきたのです。

そこでまた自分が逃げたせいで真実が歪んでしまい、さらに大きな歪みになっていく連鎖をまざまざと体験しましたから、ここで自分が真実に帰らなければなりません。これを正さずにどれだけおばぁさんや迷惑をかけた人たちに謝ったところで、本当に解決することは無いでしょう。

体の底から、湧き上がる動揺や恐怖、筆舌に尽くしがたい心の痛みを受け止めつつ、おばぁさんの意識にも入って見ました。すると、おばぁさんは自分に突然降りかかった災難の原因が、親切にしてあげたあの少年だと知って、ショックを受けると同時に、深い悲しみを感じていました。

それは、怒りにもならないくらい、あまりにも深い悲しみでした。

おばぁさんの心は、その悲しみと虚しさ、絶望と恐怖で一杯で、真っ暗で冷たいところで魂が凍り付いているように見えました。

その様子を見て私は本当に申し訳なく、泣きながら謝りました。そして、それらの気持ちを何があっても自分が引き受けようと決意しました。

それらの痛みを受け止めつつ、おばぁさんに「本当はあなたの親切が嬉しかったけれど、そんな風に接してもらったことが無かったから、どうしたらいいかわからなくてひどいことをしてしまった。申し訳ない」と伝えると、おばぁさんの絶望が少し晴れたように見えました。

今世、状況や深刻さは全く違いますが、親切にしたことをアダで返されてとてもショックを受けた経験がいくつかあったのですが、ここにつながっていたのだな、と深く納得しました。

こうしてしばらくワークを続けていくと、だんだんと苦しさが和らいでいき、居るべき場所に居ないというズレていたポジションが戻って来て、しっくりと行くようになってきました。

まだ少し残っていますが、ぼちぼち続きをやって行こうと思います。

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