助けを求められる自分であるということ

誰にでも苦手なことってありますけれど、
それを前にしてただ固まっていても
事態は何も進みませんから、

それに対して、自分はどうするのかを
決めなければなりません。

代行を依頼できるものなら依頼する。
誰かに助けてもらう。
できるようになるまで、
自分で何とかする。等々。。。

いずれか自分の身の振り方を決めれば、
そこからするべきことが決まり、
動いて行けます。

けれど、ただ翻弄されるだけで
何も決めないのなら、
同じところをぐるぐるするばかりです。

そのことに対して、
まずは何ができるのか、
どんな方法があるのかを
ピックアップしてみましょう。

そこからしてわからないのなら、
これはもう自分でやるのは諦めて、
助けを求めるべき案件です。

身近な誰かに聞くのもいいし、
有料サポートの方が良い時も
あるでしょう。

その時々で、自身の状況から
決めれば良いと思います。

そうやって動き出すと、
一気に調べなければいけないことが
出てきたり、そこで決めなければ
いけないことも出てくるでしょう。

それもそれで大変だったりもしますが、
そうやって一歩一歩進んでいくことで、
具体的な経験が自分の中に
積み上がっていきます。

それも、人生の宝の一つですよね。

なかなか踏み出せない方の中には、
踏み出した先のそういう諸々の大変さに
戸惑ってしまうのが嫌で、無意識に
現状で困り続けている方も
あるのかもしれません。

けれど、今でさえ戸惑っているのですから、
どうせ戸惑うなら、もう少し先に進んで
戸惑ってみたらいいのではないでしょうか?笑

ジタバタしながら、進めば進んだなりに
現れてくる次の扉を丁寧に受け止めて、
自分の手に余るのなら、そのときはまた、
助けを求めれば良いでしょう。

助けを求められるってとても大事なこと
だと思うのですが、それができるには、
まず自分の力量が的確に把握できていて、
その器を認められることです。

できなくちゃいけない!と思い込んで、
明らかに手に余ることにオタオタしながら
結局できなかった、ではいけませんし、

自分が抱え込むことで
誰かに迷惑が掛かっていないかとか、
どこまで時間をかけることが
許されているのかなど、

現実的なリミットもしっかり
把握できないといけません。

そういう諸々の現実的な条件を
踏まえた上で、自分にはどこまでできるのか、
結論を出すのですね。

場合によっては、余力は残しても、
助けを求めてしまった方が、
全体としてはベターってこともありますしね。

いつでも限界に挑戦しなければいけない
わけじゃないのです。

苦手なことは外注して、
自分の得意分野、本来注力すべき仕事に
集中する方が世の中のためになる
こともあるのですから、

自分にも周囲にも優しく、
心地良い選択をすればいいと思います。

人に助けを求めるのが苦手という方も
多いですが、その理由も、

相手に負担をかけるのが申し訳ないとか、
断られて傷つくのが嫌とか、
どうやって、誰に助けてもらったらいいのか
わからないとか、
人を信用できなくて任せられないとか、
大変だけれど、結局自分でやった方が早いとか、
色々あるでしょう。

助けを求められる自分であるということは、
器の問題なのだと思います。

自分の実力を冷静に見られる器。
人を信頼できる器。
頼める人を見つけられる器。
自分のニーズを表現できる器。
的確な状況判断ができる器。
自身の行動の結果を引き受ける器。

そのどれが欠けても、
助けは求められないでしょう。

助けを求めなければならないことについて、
自分に能力がないのだという見方をする
人がいますが、そうではありません。

これだけのことができる器がある
ということなのですから、決して
能力がないわけではないのですよね。

自分にどこまでできて、
どこからできないのか、

どんなサポートがあったら
もっとできるようになるのか。

全部ダメなのではなくて、
そういうところがわかると、
いたずらに自分を卑下しないで
済むようになるでしょう。

職場などで、どうしても
そうしたサポートが受けられず、
自分の努力で求められるものとの
ギャップが埋められないのなら、

そこは自分に合った職場ではないのだろうし
もっと楽に自分の可能性を
開いて行ける場所を探してみても
良いのかもしれません。

自分を過信しないこと。
けれども、自分の可能性を諦めないこと。
自分を卑下することなく、
大切な存在として扱うこと。

行き詰まったり、戸惑ったり、
混乱したときほど自分を見捨てず、
自分自身から離れないこと。

人生の主体が自分から離れてしまうと、
荒波にかじ取りができず、ただただ
翻弄されるばかりになります。

混乱するのは嫌だろうけれど、
自分自身に踏みとどまって、
ゆっくり深く呼吸をして、
自分をいじめず、大切にしていると、
道はちゃんと開いていきます。

自分が自身を見捨てなければ、
世界があなたを見捨てることはありません。

自分が自身にしたように、
世界もあなたを扱うからです。

自分に優しく、親切である人には、
世界も優しく、親切なものになるのです。

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