自身の過ちを認める苦しさ

何かものごとの歯車がかみ合わなくなって
うまく行かないとき、そこには必ず、
何かしらの要因があります。

それがわかりやすい時もあれば、
そうでない時もあって、
全てがリアルタイムで原因に対処
できるわけではないでしょう。

それでも、
もし判断を間違ったのだとしたら、
なぜ間違ったのか?

そこを振り返って精査していくことは
とても大切だと思います。

そこに、ミスを引き起こす何かしらの
プログラムがあるわけですから、
そのままでは、また同じ過ちを
繰り返すでしょう。

たとえば、
判断の瞬間にある選択をすると
自分が不利になるように思えて、
それを避けようとしたけれど、
結果的にそれ故に最初に避けようとしていた
ことが巡り巡って起こってしまったとか、

自分をより良く見せようとして
実際よりも盛り気味に話した話によって
余計に自分のアラが露見することに
なってしまったとか、

本来そうすべきではない状況で
正しくない判断をしたときに、
そういう方向に心を引っ張っていく
何かがあるのです。

それは大抵、
欲や恐れだったりするのですが、
それこそが、いわゆる心の隙
と呼ばれるものになります。

ここを明確に見ることができるかどうか。

これをピンポイントで突かれると、
どんなに正しく在ろうと日頃思っていようと
心は容易く崩れ、トラップにはまっていきます。

その引力は非常に強力なので、
抗うことはとても難しいのです。

だからこそ、
大きなトラップにはまる前に、
自分でその種に対処し、
芽を摘んでおくことが肝要です。

とは言え何もないと、
自分にどんな心の隙があるか
気づくことはできませんが、
失敗を経験すると、実にわかりやすく
それらを見て取ることが出来ますね。

だから、失敗の中の学びは逃さず
その都度、クリアしておくことです。

ここでスルーしてクリアできないと、
次に犯す過ちは、さらに大きなものに
なってやって来るでしょう。

そういうところは、
大きく育てなくて良いですからね。笑

正しく在ろうという思いが強すぎる人は、
とかく、自分の過ちを断罪し、責め、
封印しようとしがちです。

直面しようと思っても、
ガチっとロックがかかったようになって
見られなくなってしまったりします。

私自身にも覚えがあることですが、
本当に恥ずかしさややるせなさで
一杯になって、まともに
見られないんですね。

うわ~~~!って頭が真っ白になるんです。

在ってはならない自分がそこに在る、
ということが、もうあり得ないというか、
世界をひっくり返したくなるわけです。

でも、そんなことをやっても、
厳然とその自分はそこに在って、
消せるわけでもない。

そうなったときに、
苦しくても辛くても恥ずかしくても、
その自分のダメさ加減というか、
ズルさや醜さを認めるしかないんです。

その苦しさの中で、
自分を見捨てたり諦めたりすることなく
自分を受け入れることができるか。

そもそも、
そうしようと思えるかどうかが
カギであるような気がします。

受け入れようとすら思ってないのに
受け入れようと頑張っていたり
することもありますからね。

それでは、できようはずも
ありません。

醜い自分を認め、受け入れることで、
人から罵倒されようが責められようが
見捨てられようが、

そういう辛さも、もっと早くに
引き受けなければならなかったのに、
ずっとそこから逃げてきたのでしょうね。

自分の過ちを認めるというのは、
そういう意味でも、すごく勇気の要る
ことなんだと思います。

でも、もう逃げるのをやめる、
と決意したときから、
ズルい自分は変容を始めています。

頭で、ダメな自分を封印して
本当に受け止め、認めないままに
正しい自分に変えようという試みは
絶対にうまく行きません。

そもそも、見ないようにして封印する
というその在り方自体がズルい人のまま
ですからね。

最も避けてはいけないところを
しっかり受け止めていくことです。

そうやってこそ、
本当に自分が変わっていくんですね。

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