昨日は特別講座⑮「恐れなく愛し、
愛されるためのワーク」の1回目でした。
お集まりくださったみなさま、
ありがとうございました。
この特別講座は、毎回集まった方それぞれに
合わせた働きかけをするので、決まった
プログラムがあるわけではないのですが、
今回は「スピリチュアルな契約の解除」が
結構カギだったような気がします。
「スピリチュアルな契約」って
あまり馴染みのない方も多いと思いますし、
概念を知っている方でも、そんなもの
実際にあるのかな～？って
思われるかもしれません。
でも、エネルギーを読んでいくと、
結構これが引っ掛かる人って
少なくないんですよね。
たとえば、どこかの人生で交わした
神様との契約（約束）が、今世まで
持ち越されていて、それが今の人生の
制限になっていたり、
自分という存在に、自分でない
エネルギー的な存在を間借りさせる
かわりに、何か特別な力を得る契約を
していたり、
誰かの厄を引き受ける契約をしていたり、
かつて使役していた式神などの存在との
契約を今世まで持ち越していて、今生の
本人は忘れているけれど、それが色々な
場面で足を引っ張っていたり。
まぁ、いろんなパターンがあります。
中には本人が意識しない内に
契約を結んでいるパターンとかもあって、
たとえば、自分の意志でやったことが大失敗
したとかで、「こんなことなら自分で決めるなんて
一切しないで、誰かに使われていた方がマシだ！」
とか思ったとすると、その思いをどこかで
良からぬものが拾って「ふむふむ、それなら
私がお前の代わりに決めてやろう。お前は
永遠に私に使われるがいい」ってな感じで
契約が入ってしまったりするのです。
また契約とは違いますが、宣言というのもあって
たとえば怒りに任せてもう二度と神など信じない！
と強く決意してしまうと、以後自身の内側から
やってくる導きなどが一切取れなくなってしまう
というケースもあります。
騙されたように契約させられてしまうにせよ
自分で明確に意識して契約したにせよ、
それが役に立っているときは良いのですが、
そうでない場合も結構あるので
気づいたら解除してやると、自分でも
びっくりするくらい体が軽くなったり、
今までできなかったことがするっと
できるようになったりします。
実際にそういう現象があるので、
私はセッションなどでエネルギーを流していて
こうしたものが引っ掛かると、
その契約が入った背景を詳細にチェックします。
契約は故なく入っているわけではなく、
何らかの「心の隙」をフックにして
引っ掛かっているので、ここをクリアにしないと
また入ってしまうからです。
たとえば、力が欲しくて何者かと契約した人は、
何らかの不足感を感じています。これを
補うために契約を結ぶわけですが、
解除しようと思ったら、不足感を自分で
満たせる状態になっていなければ
なりません。
この場合は外側の力に頼るのではなく、
自身の内側深くにしっかりと軸を立てて
根を張れる状態を整えてやることが
必須になります。
自分の力を信頼して、それが使えるように
道筋をつけるわけですね。
こういうところをきっちり処理をして、
契約を解除してやるわけです。
人によって、こういう「心の隙」は
様々ありますが、
私たちは「落ち着かない気持ち」
を感じることが大嫌いで、それを何とかして
避けようとする生き物であるということが
しっかりつかめていると、
「心の隙」の根っこがどこにあるのか、
見つけ出すのは難しいことではありません。
要は、その人が避けたがっている
いや～な感覚、感情にフォーカスして
掘り下げていけばいいのです。
恐れから何かを避けようとしているとき、
私たちは自分自身の中心からズレています。
そういう時は、自身の内側からの力が
うまく使えませんし、視野も微妙に
歪んで判断に影響が出ます。
様々なテーマでセッションをしますが、
根本的にこのズレを修正して中心に
戻してやらないと、何も始まらないな
というのを常々感じます。
人を愛することも、愛を受け取ることも、
自分の才能を信じて表現し続けていくことも、
人生のあらゆる目的を達成していくことも、
すべての基盤はここなんですね。
何を恐れてもいい。
けれど、まずはその恐れを
何かで埋めようとするのではなく、
在るがままに受け止められる
自分であるように。
そういう自分を確立するには、
近道はないんです。
手っ取り早く何かをインストールすれば
どうにかなるというものではなく、
徹底的に自分自身に向き合い続けること
のみが、確実な力をつけていきます。
インストールできるのは、
この基盤の上に使うテクニックの部分です。
ここを勘違いしている人も少なくない
ように思うのですが、全くの別物なので、
在り方まで簡単にインストールできると
思わないように。
恐れなく愛し、愛を受け取れる
確たる基盤をしかと確立していきましょう。