人生、生きていれば、
何となくすっきりしないまま
終わってしまった人間関係だとか、
ものすごく傷ついて、
二度と思い出したくない出来事や、
故人など、二度と会えない人への
伝えられなかった思いや後悔など、
未完了の心の置き忘れが
いくつもあるのはよくあることだと
思います。
けれど、こういうものがあまりにも
溜まりすぎると、断片化したファイルを
たくさん溜め込んだパソコンのように、
心の機能にも不具合をきたしてしまいます。
だから、できればそういうものは
きちんと処理をしてあげるのが
良いと思います。
では、心のデフラグをどうしたらいいのか。
感情解放ワークは、言ってみれば
心のデフラグを行って、
最適化しているような作業で、
不必要になって機能不全をきたしている
感情のエネルギーのクリーニングと
統合を進めて、心の機能をリフレッシュ
させるようなことをしています。
こういうことをしていくと、
もう二度と立ち上がれないし、
この傷は一生癒えないんだろうな、
と思っていたような状態でも、
すっと心が軽くなって、
何をしていても重かったり
悲しみや怒りが湧いてきていた気持ちも
晴れ晴れと生きる喜びを
取り戻したりします。
私たちには、自身を癒していく力は
誰しも持っていますが、それをうまく
引き出せていない状態の方も
多くあります。
どうしたら自分を癒していけるのか
わからないので、蓋をして
深く傷を負った自分の心に背を向けて
無かったことにする方が多いのでしょう。
けれど、そうやって顕在意識では
終わったことにして、忘れていても、
傷ついている心はそのまま
癒えているわけではありません。
よく、もうずいぶん昔のことだし、
終わったことだから、
という言葉も聞かれるのですが、
本当にもう済んだことで、
今現在不具合がなくいるのなら
それでもいいと思います。
けれど、終わったはずのことが
実は深いところで影響して、
現在の生き辛さや何かしらの
トラブルの原因になっていることって
よくあるんですね。
私は良くセッションで、
傷ついたり衝撃を受けてショック状態
になっている心を、
指先を輪ゴムで縛って血を止めて
紫色になっている状態に
例えたお話をします。
傷ついてショックを受けている
心は、このチアノーゼになっている
指のような状態になっているのです。
指であれば目に見えるから、
気付いて指が壊死する前に
輪ゴムを外して対処するでしょう。
けれど、心は見えませんから、
そんな状態になっても、なんだか
変だな？と思いつつ、そのままに
してしまいがちなんですね。
この状態で、心は何年も放置
されていたりするのです。
そう言うと、何となく腑に落ちる
方もあるのではないでしょうか。
こういう風にチアノーゼ状態の心が
しこりのようになって、
うまく機能しなかったり、
とても敏感になって
ちょっとしたことで大きく反応して
しまったり、
もっと状態が重くなれば、
体にも不調となってそれは
表れて来ます。
だから、体の症状がでるまでになると、
それはある程度の時間をかけて、
相当に心の健全ではない状態を
続けてきている、ということが
言えるわけです。
体の不調をリーディングしていくと、
怒りだったり諦めだったり悲しみだったり
不安や心細さ、絶望などの気持ちが
読み取れたりすることが良くあります。
それらを感じながら生きるのが辛すぎるので
分離させて隔離するのでしょうが、
それはあまりにも大きな代償を
支払う行為であるということを
知っている人はあまりいません。
何年、何十年経っても
心の奥にどこかこわばっているもの、
感覚が消えているところ、
違和感のある部分、痛みなどがあるなら
きちんと対処してあげた方が
生きやすくはなりますね。
事実は、もう過ぎてしまったこと
だったとしても、そのことに対する
自分の感じ方や影響を変えることは
できます。
二度と会えない人との関係性を修復し、
完了させることだってできますし、
伝えることのできないまま終わった
思いを伝えることもできます。
自分が何に気づかなければいけなかったのか、
そのときは受け取れなかった気づきや学びを
時間を経てから受け取ることも、
十分にできるのです。
だから、モヤモヤしながら
諦めるのだと自分に言い聞かせなくても
良いのです。
そろそろ心の重荷を下ろしてみようか、
と思う方はぜひ、感情解放のセッション
受けてみてね～！